“2缶で1万円”の高級鰹節佃煮「味薫り」がリニューアル

グルメ

2023/08/10 11:30

 小林食品は、静岡県焼津市の「思わず舌鼓 本店」で販売している2缶で1万円の高級鰹節佃煮「味薫り」の原材料を見直し、8月8日注文分からリニューアル品の販売を開始した。

ごはんに盛った「味薫り」

昔ながらの製法の希少な「水あめ」を使用

 佃煮の調味料として欠かせない「水あめ」。「味薫り」にも使用する水あめは、佃煮に甘さやコクと照りを加える。今回のリニューアルでは、佃煮にとって重要な調味料の水あめを見直した。
 
昔ながらの製法の水あめを使用

 一般的に「水あめ」と呼ばれるものには大きく分けて、(1)還元水あめ、(2)工業的に大量生産された水あめ、(3)昔ながらの製法の水あめ――の3種類がある。

 「味薫り」に採用したのは、昔ながらの製法の水あめ。現在流通している水あめが使われた食品の多くは、大量生産された水あめや還元水あめが利用されている。昔ながらの製法の水あめは希少だが、「味薫り」ではこれを採用してリニューアルした。

 昔ながらの製法の水あめには、原料となるでんぷん質がもつビタミンやミネラルが残っており、漢方では膠飴(こうい)とも呼ばれ、滋養や胃腸機能改善といった効果が期待できる生薬となるほど健康的な食材とされている。
 
高級鰹佃煮「味薫り」

 また、豊富な栄養成分を含むとともに、豊かな風味も備えている。この水あめを使うことで、「味薫り」にコクのある甘味と風味が加わり、さらに奥深い味わいの佃煮に仕上げている。

鰹節は「近海一本釣り本枯節血合抜」

 さらに本枯節は、半年近くかけて熟成させた昔ながらの製法の鰹節を使用。現在流通している多くの鰹節は「荒節(あらふし)」といわれる熟成期間を省いた鰹節だが、本枯節は今や全体の1%程度といわれる希少な鰹節となる。
 
味薫りに使われる本枯節血合抜

 さらに血合い抜き加工により、魚の上品さを際立たせている。血合い部分を取り除くためにさらに希少となるが、その分、本枯節の上品な旨みのみが残る。

 そんなカツオ、鰹節の旨みを最大限に引き出した最高級の鰹節である「近海一本釣り本枯節血合抜」を贅沢に使用している。価格は1箱(60g×2缶)で1万800円。
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