お盆休みが嬉しい理由は? mitorizの夏季休暇に関する調査

暮らし

2023/08/09 18:00

 mitorizは、消費者購買行動データサービス「Point of Buy(POB)」の会員3783人に「お盆休み・夏季休暇に関する調査」を実施した。調査期間は6月30日~7月3日。

お盆休みは夏季休暇がありますか?
(mitoriz調べ)

6割がお盆休みを取得

 マスク着用の自由化など、昨年よりもさらにコロナによる規制が緩和された中で迎える今年のお盆休み・夏季休暇だが、続く物価上昇や、それに伴う賃金アップなど、経済的な変化もここ数年で起きている。こうした状況下での「お盆休み・夏季休暇」の取得状況や、過ごし方の予定などをmitorizでは調査した。

 回答者の中で会社に勤めている1938人を対象に、お盆休み・夏季休暇の取得について尋ねた。mitorizの調査によれば、勤務先の制度としてお盆休みがあるが41.0%、個人で休みを取る人が19.9%となり、合わせて60.9%の人がお盆休みを取得予定であることが分かった。

 休暇期間は5連休(16.6%)が最も多く、8月11日(金・祝)から8月15日(火)の5日間かけて取得する人が多い傾向が出ているとのこと。今年は10連休も取得可能といわれているが、10連休(6.7%)、10連休以上(3.1%)で合わせて9.8%。また、お盆・夏季休暇はないと回答した人が17.7%という結果になったという。

 今年のお盆休み・夏季休暇をどう感じているのか尋ねたところ、約7割が「とてもうれしい・ややうれしい」と感じているという。うれしいと思う理由は「ゆっくり身体を休めることができるから(41.9%)」「家族と過ごす時間が増えるから(27.0%)」「コロナウイルス関連の行動制限が緩和されたから(25.9%)」「自分の時間が十分に取れるから(25.9%)」が続いたとのことだ。
 
今年の夏季休暇をどう感じていますか?
(mitoriz調べ)

 一方、約3割の人がお盆休み・夏季休暇を「あまりうれしくない・うれしくない」と感じており、理由は「特に予定がないから(31.9%)」が最も多く、続いて「どこに行っても混雑しそうだから(28.5%)」「交通が混雑するから(19.6%)」、「出費が増えるから(19.0%)」、「何をするにも値上が気になって楽しめないから(16.2%)」という。

 続いて、お盆休み・夏季休暇の過ごし方を昨年の過ごし方と合わせて尋ねたところ、昨年と同様「何もせずゆっくり過ごす(40.8%)」が最も多い回答だったが、昨年と比べると11.3%減少。一方で、「お墓参り(プラス1.3%)」「帰省(プラス2.1%)」といった項目のほか、「国内旅行に行く(プラス1.2%)」「海外旅行に行く(プラス1.0%)」などの外出を伴う過ごし方が上昇している傾向があるとのことだ。
 
今年の夏季休暇は何をして過ごしますか?
(mitoriz調べ)