エディオンは7月27日に、Jリーグクラブ「サンフレッチェ広島」を運営するサンフレッチェ広島が第三者割当増資にて発行する普通株式62万6387株のうち、50万株を同社が引き受けることを発表した。第三者割当増資に引き受けにともない、エディオンの議決権の所有割合は76.10％となり、サンフレッチェ広島がエディオンの連結子会社となる。

第三者割当増資引受により、議決権の所有割合は76.10％に

　サンフレッチェ広島は、1992年に広島県・広島市および同県内の有力企業の出資によって設立され、Jリーグ発足時のオリジナル10チームとして、プロサッカーチーム「サンフレッチェ広島」の運営をスタートした。「サンフレッチェ広島」は、J1リーグ優勝3回、Jリーグ杯優勝1回など、多くの好成績を残している。

　エディオンは、スポーツを通じた地域社会への貢献活動に注力しており、同社が設立した企業の1つであるデオデオを含めれば、「サンフレッチェ広島」設立当時からスポンサーとしてその発展に協力するとともに、1997年からは経営にも携わりつつ、その活動を支援してきた。

　新型コロナ禍による2020年、2021年における入場料収入の大幅減少とともに、2024年の新スタジアムへの移行費用や移行後の運営費増加などを総合的に検討した結果、サンフレッチェ広島は第三者割当増資を決定し、エディオンがこれを引き受けることになっている。

　第三者割当増資の引き受けによって、エディオンの議決権の所有割合は76.1％まで上昇し、サンフレッチェ広島はエディオンの連結子会社となる。

　エディオンは、サンフレッチェ広島の連結子会社化以降も、これまで以上に地域企業やファンとともに「サンフレッチェ広島」の成長と発展を目指してサポートを継続する方針を示している。