日本人をターゲットにしたインターネット詐欺をブロックするネット詐欺専用セキュリティソフト「詐欺ウォール」を開発・提供するBBソフトサービスは7月31日、6月度の「インターネット詐欺リポート」を発表。イオン銀行のフィッシング詐欺サイトが、5月には報告されていなかったのに6月に急増。4月対比で719倍に増加しているとして注意を呼び掛けている。
例年7~9月にかけてネット詐欺の報告数は増加する傾向にある。ボーナス商戦や夏休み需要などを狙った可能性があり、2021年、22年にクレジットカードに狙いを定めたフィッシング詐欺が実数ベースで増加している。
特に22年8月はクレジットカード詐取の手口が90%を占めていた。23年7月もクレジットカード各社のフィッシング詐欺が多数確認されており、既に前年と同様の傾向が見えているため注意が必要という。
カテゴリ別構成比でもイオン銀行のフィッシング詐欺サイトの大幅増加により銀行の構成比が急上昇した。ただ、クレジットカードの構成比は14ポイント減少しているとはいえ、実数ベースの報告数は倍増しているため、5月に引き続き注意が必要だ。
また携帯キャリアも構成比では14ポイント減少しているが、実数ベースでは5月同様の報告数となり高止まりしている状況で油断はできない。
同レポートでは、フィッシング詐欺被害を防止するポイントとして(1)メールやSMSで案内されたURLが正規のURLか確認する、(2)個人情報やクレジットカード番号の入力を促すメール・SMSに注意する、(3)ログインID・パスワードの使い回しを控える、(4)セキュリティソフトやネット詐欺専用ソフトを導入する――の四つを挙げている。
イオン銀行が全フィッシングサイトのブランド別で60%以上に
「インターネット詐欺リポート」によると、イオン銀行のフィッシング詐欺サイトは、全フィッシングサイトのブランドの中で60%以上の割合を占めており、メールなどでフィッシングサイトがばらまかれているという。7月も同様に報告数が増加していて注意が必要だとする。例年7~9月にかけてネット詐欺の報告数は増加する傾向にある。ボーナス商戦や夏休み需要などを狙った可能性があり、2021年、22年にクレジットカードに狙いを定めたフィッシング詐欺が実数ベースで増加している。
特に22年8月はクレジットカード詐取の手口が90%を占めていた。23年7月もクレジットカード各社のフィッシング詐欺が多数確認されており、既に前年と同様の傾向が見えているため注意が必要という。
カテゴリ別でも「銀行」が急増
先述したように、23年6月はイオン銀行のフィッシング詐欺サイトが大きく増加し、ブランド別でも60%の割合を占める。一方で5月に急増したファミリーマートのフィッシング詐欺は大きく減少した。ブランドの増減に規則性がないため、さまざまなブランドで注意が必要だ。カテゴリ別構成比でもイオン銀行のフィッシング詐欺サイトの大幅増加により銀行の構成比が急上昇した。ただ、クレジットカードの構成比は14ポイント減少しているとはいえ、実数ベースの報告数は倍増しているため、5月に引き続き注意が必要だ。
また携帯キャリアも構成比では14ポイント減少しているが、実数ベースでは5月同様の報告数となり高止まりしている状況で油断はできない。
同レポートでは、フィッシング詐欺被害を防止するポイントとして(1)メールやSMSで案内されたURLが正規のURLか確認する、(2)個人情報やクレジットカード番号の入力を促すメール・SMSに注意する、(3)ログインID・パスワードの使い回しを控える、(4)セキュリティソフトやネット詐欺専用ソフトを導入する――の四つを挙げている。