ポケトークとソフトバンクは7月25日に、ポケトークが販売するAI通訳機「ポケトーク」の展開に係る包括的な業務提携を締結した。両社は、同提携の下で日本およびグローバル市場における法人顧客向け「ポケトーク」の販売で連携する。

 

3年間で「ポケトーク」シリーズ100万台の販売を目指す

　今回の業務提携にともない、ポケトークとソフトバンクは「ポケトーク」の日本およびグローバル市場でのビジネス拡大で協力し、3年間で「ポケトーク」シリーズ100万台の販売を目指す。

　国内市場では、インバウンド需要の回復にともなって高まっている多言語対応ニーズに応えるべく、ポケトークがソフトバンクのビジネスパートナープログラム「ONE SHIP」に加盟するとともに、ソフトバンクの法人営業約3300名と連携して、ソフトバンクの法人顧客に対して「ポケトーク」の拡販を行う。

　さらに、国内で加速する海外とのビジネス機会増加にともない、海外パートナーとの円滑なコミュニケーション推進が求められることから、「ポケトーク for BUSINESS 同時通訳」とソフトバンクが取り扱う法人向けソリューションの1つ「Zoom」を組み合わせることで、ソフトバンクの「Zoom」既存顧客に対する提案を行っていく。

　あわせて、ソフトバンクの法人顧客に対して、ポケトークが提供するソフトウェアなどの法人向け通訳ソリューションを販売することで、「ポケトーク」シリーズのさらなる顧客基盤拡大を図る。

　グローバル市場では、おもに北米およびアジアにおける法人顧客からのニーズに応えるべく、ソフトバンクの主要海外拠点と連携して、海外での販売展開を強化する。さらに、ソフトバンクのパートナー企業との協業や、現地に強固な顧客基盤を持つ海外キャリアへの販路の開拓を、連携して取り組んでいく。

　ほかにも、ソフトバンクが日本を含む19の国や地域で独占販売権を持つ、ドイツの1NCE（ワンス）のIoT回線を「ポケトーク」に新採用することが決定している。