東芝ライフスタイルのDRシリーズは、レーダーを使って人の位置や動きを検知。検知したところに風をあてることも風があたらないようにすることも可能。さらに風を感じさせない無風感冷房で体の冷えすぎを抑えることができるので、冷房の風が苦手という人は要チェックのエアコンだ。
最近のエアコンは風にあたりたくないという人のためにフラップやルーバーで気流を制御したり、センサで検知した人に風があたらないようにしたりする機能が搭載されている。
しかし、部屋の中で場所を移動するとフラップやルーバーは再度向きや方向を設定し直さなくてはいけない。センサも動作までに時間がかかることや正確な位置を検知することは難しく、さらに風の向きではなく風量のコントロールが主な目的だ。
DRシリーズが風あて、風よけを実現するために採用したのが、車の自動運転や気象観測用に用いられるレーダー。レーダーは電波(マイクロ波)を発射し、人にあたって戻ってきた時間で人の位置を把握する。車の自動運転は、この仕組みを応用して周囲を走行する車の位置を測定するもので、気象観測では雨や雪をもたらす雲の動きを検知する。
DRシリーズは、これらと同様にレーダーの反射波で室内の人の位置を検知。リモコンに付いているレーダーボタンを押して「風あて」「風よけ」を選択する。「風よけ」は人がいない位置に向けて風を送る機能。室内に複数の人がいる場合でもレーダーが人のいる場所を検知して、人がいない方向を探して風を送る。
「風あて」の場合はエアコンから最も近い人を検知して、その人に向けて風を送る。帰宅後すぐにリモコンで「風あて」にすると、テーブル付近で荷物を下ろして冷蔵庫の場所まで行き、飲料を取り出して飲んだ後にテーブル付近まで戻る一連の移動をレーダーがリアルタイムで検知して風をあて続ける。
レーダーによる検知はリアルタイムだが、ルーバーが風向きを変えて動くまでには3~4秒のタイムラグがある。とはいえ、室内で常に場所を移動することはほぼないので、タイムラグのストレスはほとんど感じないだろう。
人の位置に合わせて気流を制御するため、ルーバーは上下左右方向それぞれ100段階の合計1万通りの風向き調整を行う。人の位置に合わせて風向きを細かく調整し、仮に元の位置から1m移動した場合でも、その位置に合わせて風をあてたり、あてなかったりができるのだ。
2023年モデルではこの無風感空調が進化。左右の無風感ルーバーが独立して動く。風にあたりたい人とあたりたくない人が並んでいてもそれぞれが快適に過ごせるようになった。
エアコンの風が苦手な人は涼しさが苦手というわけではなく、風があたることで体が冷えすぎたり、乾燥したりするのを嫌う。DRシリーズの無風感は風があたるのを感じないけど、涼しさは実感できるという。実際に無風感ルーバーを通過した風を体験すると、風あたりに対する意識が希薄になる。
つまり、風が非常にやわらかいため、風があたっていることに意識がいかないのだ。だが、涼しさは感じられる。ちょっと不思議な感覚だ。
この無風感は冷房だけでなく、除湿運転や空清の単独運転、暖房運転時にも機能する。ただし、暖房での無風感は温風を床面に送って体に温風を直接あてないようにして温めすぎを抑えるというものだ。
無風感はその特徴からリビングだけでなく、寝室での使用もおすすめできる。就寝時にタイマーが切れて暑さで起きてしまうという体験をしたことがある人もいるだろう。だからといって夜間も運転をオンにしていると、風があたって体が冷えすぎてしまう場合もある。無風感なら、風を感じることなく快適な睡眠環境をつくることが可能だ。
7月24日時点で梅雨明けしていないのは九州だけとなり、これからさらに暑さが厳しくなることが予想される。風にあたりたくないけど、涼しい室内で過ごしたいという人は家電量販店の店頭でDRシリーズをチェックしてみよう。
マイクロ波が人の位置を正確に計測して気流を制御
年々、夏の暑さは厳しくなっていて、エアコンは熱中症対策の必需品といえるだろう。しかし、高齢者や女性でエアコンの風が苦手という人は少なくない。家族の中に暑がりと寒がりがいる人や、暑いのは嫌だけどエアコンの風に当たりたくないという人におすすめなのが、東芝のエアコンDRシリーズだ。最近のエアコンは風にあたりたくないという人のためにフラップやルーバーで気流を制御したり、センサで検知した人に風があたらないようにしたりする機能が搭載されている。
しかし、部屋の中で場所を移動するとフラップやルーバーは再度向きや方向を設定し直さなくてはいけない。センサも動作までに時間がかかることや正確な位置を検知することは難しく、さらに風の向きではなく風量のコントロールが主な目的だ。
DRシリーズが風あて、風よけを実現するために採用したのが、車の自動運転や気象観測用に用いられるレーダー。レーダーは電波(マイクロ波)を発射し、人にあたって戻ってきた時間で人の位置を把握する。車の自動運転は、この仕組みを応用して周囲を走行する車の位置を測定するもので、気象観測では雨や雪をもたらす雲の動きを検知する。
DRシリーズは、これらと同様にレーダーの反射波で室内の人の位置を検知。リモコンに付いているレーダーボタンを押して「風あて」「風よけ」を選択する。「風よけ」は人がいない位置に向けて風を送る機能。室内に複数の人がいる場合でもレーダーが人のいる場所を検知して、人がいない方向を探して風を送る。
「風あて」の場合はエアコンから最も近い人を検知して、その人に向けて風を送る。帰宅後すぐにリモコンで「風あて」にすると、テーブル付近で荷物を下ろして冷蔵庫の場所まで行き、飲料を取り出して飲んだ後にテーブル付近まで戻る一連の移動をレーダーがリアルタイムで検知して風をあて続ける。
レーダーによる検知はリアルタイムだが、ルーバーが風向きを変えて動くまでには3~4秒のタイムラグがある。とはいえ、室内で常に場所を移動することはほぼないので、タイムラグのストレスはほとんど感じないだろう。
人の位置に合わせて気流を制御するため、ルーバーは上下左右方向それぞれ100段階の合計1万通りの風向き調整を行う。人の位置に合わせて風向きを細かく調整し、仮に元の位置から1m移動した場合でも、その位置に合わせて風をあてたり、あてなかったりができるのだ。
無風感冷房は風あたりを感じさせずに涼しさを届ける
東芝ライフスタイルでは2019年のモデルから無風感機能を搭載している。DRシリーズでは通常のルーバーに加えて、数多くの穴が開いた無風感ルーバーを配置。リモコンの無風感ボタンを押すと、無風感ルーバーが開く。通常のルーバーを通った風と無風感ルーバーの穴によって細断された風がぶつかることで風が拡散し、風があたるのを感じさせない非常にやわらかな風に変わる。2023年モデルではこの無風感空調が進化。左右の無風感ルーバーが独立して動く。風にあたりたい人とあたりたくない人が並んでいてもそれぞれが快適に過ごせるようになった。
エアコンの風が苦手な人は涼しさが苦手というわけではなく、風があたることで体が冷えすぎたり、乾燥したりするのを嫌う。DRシリーズの無風感は風があたるのを感じないけど、涼しさは実感できるという。実際に無風感ルーバーを通過した風を体験すると、風あたりに対する意識が希薄になる。
つまり、風が非常にやわらかいため、風があたっていることに意識がいかないのだ。だが、涼しさは感じられる。ちょっと不思議な感覚だ。
この無風感は冷房だけでなく、除湿運転や空清の単独運転、暖房運転時にも機能する。ただし、暖房での無風感は温風を床面に送って体に温風を直接あてないようにして温めすぎを抑えるというものだ。
無風感はその特徴からリビングだけでなく、寝室での使用もおすすめできる。就寝時にタイマーが切れて暑さで起きてしまうという体験をしたことがある人もいるだろう。だからといって夜間も運転をオンにしていると、風があたって体が冷えすぎてしまう場合もある。無風感なら、風を感じることなく快適な睡眠環境をつくることが可能だ。
7月24日時点で梅雨明けしていないのは九州だけとなり、これからさらに暑さが厳しくなることが予想される。風にあたりたくないけど、涼しい室内で過ごしたいという人は家電量販店の店頭でDRシリーズをチェックしてみよう。