日本郵便は7月19日に、フリマアプリやオークションサイトの利用者が小型商品をより簡単・便利に発送できる「ゆうパケットポストmini」の提供を開始した。あわせて、厚さ7cm以下の中型商品発送用「ゆうパケットプラス」や「置き配」の取り扱いが可能なECサイトを拡大する。

小型商品の取引需要の高まりを受け「mini」を追加

　個人間EC市場においてトレーディングカードなど小型商品の取引需要が高まっており、小型商品をより簡単・便利に郵便ポストから発送できるようにするべく、今回、新たに「ゆうパケットポストmini」を追加した。対象ECはサイト「楽天ラクマ」「ヤフオク！」「PayPayフリマ」の2社3サービス。専用資材「ゆうパケットポストmini封筒」の価格は1枚20円。別途、利用に当たってECサイトが設定する配送料がかかる。
 
　配送サービス名は楽天ラクマが「かんたんラクマパック（日本郵便）」、ヤフオク！/PayPay フリマが「おてがる配送（日本郵便）」。どちらも、専用資材「ゆうパケットポストmini封筒」にて郵便ポストに投函可能な、重さ2kgまでの荷物が対象。「ゆうパケットポストmini封筒」の封筒内寸は長辺21.1×短辺16.8mm（製造過程で各辺1mm程度の誤差が生じる場合あり）。
 
　利用にあたっては、「ゆうパケットポストmini封筒」に荷物を入れて、利用しているECサイトのアプリで配送方法を選択後、アプリで「ゆうパケットポストmini封筒」のコードを読み取る。封筒のフタ部分の「ご依頼主様控え」を切り取って郵便ポストに投函したら、アプリで発送通知をタップすることで発送完了となる。

　あわせて、ヤフオク！/PayPayフリマの配送サービス「おてがる配送（日本郵便）」では、「ゆうパケットポストmini」の提供開始とともに、専用の「ゆうパケットプラス専用箱」で郵便局またはローソンから発送可能なサービス「ゆうパケットプラス」の提供を開始した。

　また、取引の購入者が「ゆうパック」または「ゆうパケットプラス」の自宅での配達場所を指定することによって、非対面で荷物を受け取れる「置き配」の提供も開始した。配達場所は、玄関前や宅配ボックス、メーターボックスなど7カ所から指定できる。なお、ゆうパケット/ゆうパケットポスト/ゆうパケットポストminiは置き配の対象外。