7月14日、東京都江東区の商業施設である有明ガーデン3階に「コジマ×ビックカメラ有明ガーデン店(以下、有明ガーデン店)」がオープンした。これまでのコジマの店舗とはちょっと違う品揃えや売り場の演出が随所に見られる店舗になっている。
近隣にはイベントホールや劇場、ホテルなど多くの人が集まる施設とともにタワマンのような集合住宅もある。有明ガーデンの最上階にはエリア最大のフードコートがあることから週末にライブなどのイベントがあると数千人が訪れるという。
売り場は、近隣の住民とイベントでの来訪者のニーズを取り込んで作られている。同店に勤務する正社員は15人。決して多くはないスタッフでの店舗運営のため、全面的に電子棚札を導入し、さらに接客端末を含むデジタルサイネージの採用で接客の効率化を目指している。
コト軸で集めた家電を展示する島も複数配置。家具のような佇まいでインテリアとしても馴染む家電を複数集めて、家電×家具のステルス家電として展示している。
体感できる展示商品も多く、マッサージクッションなどの健康家電やイヤホン、ヘッドホンなどの展示は木目調の什器に収められて、ほかの売り場とちょっと違う雰囲気を演出している。
有明という立地特性やタワマンでの暮らしに合わせ、ピックアップされた商品群を売り場のエンドで展示。地域密着を掲げるコジマならではの提案を随所に見ることができる。
同店ではスタッフの制服も一新。コジマの他店とは異なる制服で、色は従来の赤ではなく黒に変更。女性スタッフは首元にスカーフが付けられ、高級感を醸し出しているが、この制服は有明ガーデン店のみでの採用とのことだ。
立地に合わせて高級感を演出しながら随所にコジマならではの提案コーナーも配置した有明ガーデン店。コジマにとって新たな立地への挑戦が始まった。(BCN・風間 理男)
湾岸エリアをカバーする狙いで出店
有明ガーデン店はコジマにとって湾岸エリア初の店舗。売場面積は2261m2と決して大きくないが、東京臨海副都心というエリアでの家電量販店としては最大級の店舗をうたう。湾岸エリアは、これまでコジマがカバーできておらず、新店の可能性に期待して出店を決めたという。近隣にはイベントホールや劇場、ホテルなど多くの人が集まる施設とともにタワマンのような集合住宅もある。有明ガーデンの最上階にはエリア最大のフードコートがあることから週末にライブなどのイベントがあると数千人が訪れるという。
売り場は、近隣の住民とイベントでの来訪者のニーズを取り込んで作られている。同店に勤務する正社員は15人。決して多くはないスタッフでの店舗運営のため、全面的に電子棚札を導入し、さらに接客端末を含むデジタルサイネージの採用で接客の効率化を目指している。
家電+家具の「ステルス家電」も展示
いくつかの売り場を紹介しよう。まずはエスカレーターから近接した位置に設けられているのが、ペット家電コーナーだ。コジマによると、近隣に住む5世帯に1世帯ほどはペットとともに暮らしているとのことで、脱臭・消臭機や見守りカメラ、自動給餌機、外出用ケージなどをコーナーとして展開している。コト軸で集めた家電を展示する島も複数配置。家具のような佇まいでインテリアとしても馴染む家電を複数集めて、家電×家具のステルス家電として展示している。
体感できる展示商品も多く、マッサージクッションなどの健康家電やイヤホン、ヘッドホンなどの展示は木目調の什器に収められて、ほかの売り場とちょっと違う雰囲気を演出している。
有明という立地特性やタワマンでの暮らしに合わせ、ピックアップされた商品群を売り場のエンドで展示。地域密着を掲げるコジマならではの提案を随所に見ることができる。
デジタルサイネージで「気づき」を促す
売り場にはお買得情報を流すデジタルサイネージとおすすめ商品が表示される接客端末サイネージを配置。お客の気づきを促し、購入候補商品を選ぶステップとして便利だ。同店ではスタッフの制服も一新。コジマの他店とは異なる制服で、色は従来の赤ではなく黒に変更。女性スタッフは首元にスカーフが付けられ、高級感を醸し出しているが、この制服は有明ガーデン店のみでの採用とのことだ。
立地に合わせて高級感を演出しながら随所にコジマならではの提案コーナーも配置した有明ガーデン店。コジマにとって新たな立地への挑戦が始まった。(BCN・風間 理男)