2023年6月に話題になったクレジット/プリペイドカード関連のトピックスを紹介する。一部、7月発表の話題も取り上げる。
今年3月のモバイルICOCA for Androidの開始にあわせ、JR西日本は、クレジットカード「J-WESTカード」で残高チャージや定期券購入で「WESTERポイント」が3倍たまる「モバイコでオトクにイコカー!」キャンペーンを開始。ポイント3倍は当面の間だけの予定なので、チャージするなら今がチャンスだ。
またJR九州はクレジットカードなどのタッチ決済で自動改札機の入出場を行う実証実験の対象駅を7月12日から45駅を追加し、50駅に拡大する。利用できるカードブランドは、Visa、JCB、American Express。実証期間は24年3月31日まで。
「クレジットカードのタッチ決済機能を活用した鉄道改札機通過に関する実証プロジェクト」を22年5月から実施している福岡市交通局は、7月7日から、1日あたりのタッチ決済額の合計額を地下鉄1日乗車券と同額の最大640円とするサービスを開始する。対象駅は全3路線・全36駅。対象となるカードブランドは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、DISCOVER、銀聯。
6月の最大のニュースは、三井住友カードのポイントサービスの拡充と24年春からの「Vポイント」の新ロゴだろう。三井住友カードは7月1日利用分から、カード特典「対象のコンビニ・飲食店で最大5%還元」で、サービス対象の支払方法・還元率を変更し、スマートフォンでのタッチ決済に限り最大7%還元に引き上げた。あわせて、「Vポイントアッププログラム」も拡充し、全ての条件を満たすと、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなど、対象のコンビニ・飲食店で最大18%還元となる。抽選で当たる方式ではなく、常時お得になるポイントプログラムを提供しているキャッシュレス決済サービスを選ぶなら三井住友カードは有力な選択肢だ。
一方、スマートフォン決済サービス「PayPay」を運営するPayPayは、23年8月以降、PayPayカードが発行するクレジットカード「PayPayカード/PayPayカード ゴールド」以外のクレジットカード(他社クレジットカード)を利用した決済ができなくなると発表した件について、実施時期を25年1月に見直すと発表した。この変更に先立ち、23年7月初旬から、クレジットカードの新規登録を停止する予定だったが、この実施時期も当面延期する。とりあえず現状維持となるため、他社クレジットカード利用者は覚えておこう。
増えるPayサービス クレジットカード紐づけ「MyJCB Pay」登場
ジェーシービーは6月22日に、会員専用アプリ「MyJCB」において、コード決済サービス「MyJCB Pay」の提供を開始した。コード決済スキーム「Smart Code」を利用した決済サービスなので、さまざまなSmart Code加盟店で利用できる。ついに「モバイルICOCA」がiPhoneに対応!
JR西日本は6月27日から、「Apple PayのICOCA」のサービスを開始した。手持ちのICOCAカードをAppleウォレットに追加するかウォレットアプリで新規発行するとiPhone/Apple WatchでICOCAを利用できる。今年3月のモバイルICOCA for Androidの開始にあわせ、JR西日本は、クレジットカード「J-WESTカード」で残高チャージや定期券購入で「WESTERポイント」が3倍たまる「モバイコでオトクにイコカー!」キャンペーンを開始。ポイント3倍は当面の間だけの予定なので、チャージするなら今がチャンスだ。
またJR九州はクレジットカードなどのタッチ決済で自動改札機の入出場を行う実証実験の対象駅を7月12日から45駅を追加し、50駅に拡大する。利用できるカードブランドは、Visa、JCB、American Express。実証期間は24年3月31日まで。
「クレジットカードのタッチ決済機能を活用した鉄道改札機通過に関する実証プロジェクト」を22年5月から実施している福岡市交通局は、7月7日から、1日あたりのタッチ決済額の合計額を地下鉄1日乗車券と同額の最大640円とするサービスを開始する。対象駅は全3路線・全36駅。対象となるカードブランドは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、DISCOVER、銀聯。
6月の最大のニュースは、三井住友カードのポイントサービスの拡充と24年春からの「Vポイント」の新ロゴだろう。三井住友カードは7月1日利用分から、カード特典「対象のコンビニ・飲食店で最大5%還元」で、サービス対象の支払方法・還元率を変更し、スマートフォンでのタッチ決済に限り最大7%還元に引き上げた。あわせて、「Vポイントアッププログラム」も拡充し、全ての条件を満たすと、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなど、対象のコンビニ・飲食店で最大18%還元となる。抽選で当たる方式ではなく、常時お得になるポイントプログラムを提供しているキャッシュレス決済サービスを選ぶなら三井住友カードは有力な選択肢だ。
一方、スマートフォン決済サービス「PayPay」を運営するPayPayは、23年8月以降、PayPayカードが発行するクレジットカード「PayPayカード/PayPayカード ゴールド」以外のクレジットカード(他社クレジットカード)を利用した決済ができなくなると発表した件について、実施時期を25年1月に見直すと発表した。この変更に先立ち、23年7月初旬から、クレジットカードの新規登録を停止する予定だったが、この実施時期も当面延期する。とりあえず現状維持となるため、他社クレジットカード利用者は覚えておこう。