ヤマダデンキとプラゴは7月4日に、プラゴのEV充電サービスを「LABI1 LIFE SELECT なんば」（大阪府大阪市）にて開始した。今後は、全国に展開する「ヤマダデンキ」店舗における、EV充電サービスの拡充に向けて協業していく。

全国のヤマダデンキ店舗にも拡大

　ヤマダデンキの親会社であるヤマダホールディングスは、SDGsの目標達成に向けた重要課題解決の一環として、全国各地に展開する「ヤマダデンキ」店舗におけるEV充電ステーションの導入を通じて、大気汚染や地球温暖化の原因とされるCO2排出量の削減によって、脱炭素社会を目指す。

　プラゴは、EV充電インフラの数やサービス設計がまだ十分ではない、設置施設/地域にとってEV充電インフラ整備の動機がない、といった課題を解決すべく2025年末までに1000店舗1万基の充電器設置を目指し、商業施設などでいつでも安心して使えるEV充電ステーションの設置を進めている。また、環境的配慮からすべての充電に再生可能エネルギーを使用する。

　今回の、「ヤマダデンキ」店舗へのEV充電ステーション導入によって、脱炭素社会実現への貢献に加えて、確実に充電しながら買い物ができる場所として、顧客体験の向上や新たな誘客が期待されることから、今回の協業に至った。

　「LABI1 LIFE SELECT なんば」には、プラゴの提供するアプリ「Myプラゴ」を使用して、事前予約から充電利用、電子決済が可能な急速充電器「PLUGO RAPID」が設置されている。来店に合わせてEV充電ステーションを予約し、買い物をしている間に充電を済ませられるので、EVで安心して買い物に出かけられる。

　今後は、複数の店舗へ同時に設置を進めるとともに、利用実績や店舗のエリア特性の分析を通じた実証を重ね、全国店舗におけるEV充電ステーションの導入計画を策定していく。