日本マルチペイメントネットワーク推進協議会は6月22日に、同団体の提供する電子決済サービス「Pay-easy（ペイジー）収納サービス」における、自動車税（種別割）などの納税時期と重なる5月の取り扱い件数が、前年同月比288％となる3077万件、取り扱い金額が前年同月比136％となる10.4兆円と、過去最高を更新したことを発表した。

「eL-QR」開始で地方公共団体の分野が大幅に増加

　4月に開始された地方税統一コードを活用した地方税の納税では、eL-QRが付された納付書が金融機関窓口に持ち込まれた際に、「Pay-easy」の「一括伝送方式」によってeLTAX（地方税ポータルシステム）へ納付情報が電子的に送付される。
 
　全国的に多くの金融機関が「一括伝送方式」によって地方税の納税を受け付けたことが、大幅な取り扱い件数の増加につながったと予想されるほか、地方税共同機構が運営する「地方税お支払サイト」における、eL-QR読み取りによる「Pay-easy（ネットバンキング）」での支払い増加も、今回の取り扱い件数増加に寄与したと考えられる。

　なお、日本マルチペイメントネットワーク推進協議会は、7月2日まで「1万円が500名様に当たる！キャンペーン」を実施しており、「地方税お支払サイト」からの「Pay-easy」支払いもキャンペーン対象に含まれている。