パンを焼く（トーストを作る）ための「トースター」。各メーカーによる新機能の搭載で進化し、今ではパンを焼くだけではなく、さまざまな料理が作れるようになっている。そこで、進化したトースターで、おすすめ製品を三つ紹介する。

1台で多彩な調理メニューが楽しめる

　1台で多彩な調理メニューを楽しめるのが、日本エー・アイ・シーがアラジンブランドで販売している「グラファイト グリル＆トースター フラッグシップ」だ。価格は直販サイトで3万9000円。外がカリッと、中がモチッとトーストを焼き上げるほか、付属のグリルパンと炊飯釜で、「温め」「焼く」「煮る」「蒸す」「低温調理」「炊飯」などが実現できる。
 
　トーストでは、温度センサーとマイコン制御で最適な焼き時間を自動で算出。グリルパンを使えば、食材を入れるだけでフルコース料理も簡単調理が可能だ。炊飯釜は、1合～2合まで炊くことができて炊飯時間が約30分。白ご飯だけでなく、炊き込みご飯やピラフも楽しむことができる。
 

アレンジトーストやホクホク焼き芋もおまかせ

　厚切りや冷凍の食パンも火力や時間設定なし、自動でおいしく焼き上げるのがパナソニックの「オーブントースター ビストロ NT-D700」。価格は公式通販サイトで2万7720円に設定している。「遠近トリプルヒーター」と「インテリジェント制御」を搭載していることで、表面をサクッとふんわり、中まで熱々のトーストを作ることができる。
 
　15のオート（自動）メニューで、具材をのせたエッグトーストなどのアレンジトースト、フランスパンなどのハード系パン、クロワッサン、焼きいもなどが手軽に作れる。120℃～260℃までの8段階の温度調節機能が付いており、本体がコンパクトサイズであることから庫内がすぐに温まって予熱なしで手軽にグラタンやグリル野菜などのオーブン調理が可能だ。
 

圧倒的な熱量でプロの火入れを実現

　圧倒的な熱量を謳うのは、バルミューダの「BALMUDA The Toaster Pro」だ。価格は3万5200円。おいしさを追求するための新たな機能「サラマンダーモード」によって、プロが火入れしたようにパンや料理をレストランの味わいに仕上げるという。
 
　「サラマンダー」とは、レストランやホテルの厨房で仕上げに使用されるプロのための調理器具。この機能を搭載することで、食材の表面だけに高温の上火を当て、仕上げのための「焼き」を行い、香ばしく焼き色まで美しいグラタンやラザニア、表面だけをパリッと焼き上げながらジューシーな質感を保った魚や肉料理を実現するとのことだ。
 

手頃な価格でおいしい料理を食べよう！

　進化したトースターは、さまざまなメニューを作ることができる。トースター以外の調理家電ではオーブンレンジでも料理できるが、トースターの方がオーブンレンジよりも手頃な価格といえる。そのため、「本格的なオーブンレンジはいらない」「朝にパンをよく食べてアレンジトーストも楽しみたい」「グラタンなどを簡単においしく調理したい」などという人には、最適かもしれない。