eスポーツを快適プレーできるPCをインテルは最新技術で支援、デスクトップとノートブックともにゲームをさらに高速に
自作という概念を再定義し「カスタムPC」の市場創造を目指すインテルは、2023年5月13・14日に開催された複合型エンターテインメントゲーミング・フェス「DreamHack Japan 2023 Supported by GALLERIA(DreamHack Japan 2023)」のEXPOゾーンに出展。パーツ交換の感じで気軽に取り組めるカスタマイズの仕方を教えるカスタムPCスタジオを設けるとともに、Intel Arcグラフィックスを採用した各社の最新PCを展示。さまざまな形態のPCをゲーミングPCとして使うための構成例も提案していた。
PC自作の相談に乗るカスタムPCスタジオは、ブルーに輝くひときわ大きなインテルロゴ下のスペースに設置されていた。通路に面した一番目立つ場所には、13日夕方にライブ出演した7人組アーティスト「7ORDER」のうち4人(長妻怜央氏・阿部顕嵐氏・真田佑馬氏・萩谷慧悟氏)が自作した「BYOCチャレンジPC」4台を展示。インテルの上野晶子・マーケティング本部長は「音楽グループとして活動している男性タレントでも、こんなに個性豊かなPCを作って楽しめる、ということを知ってほしかった」と話す。この4台については、“推し”の1台をTwitterから投票すると抽選でそれぞれ1人に当たるプレゼントキャンペーンも行われていた。
ブース内のカスタムPCスタジオのカウンターはL字形のレイアウトになっていて、来場者から寄せられる相談にASRock、ASUS、GIGABYTE、MSIの4社のマザーボードメーカーの技術者が対応。訪れるのは、eスポーツや音楽のステージへの行き帰りにふらっと立ち寄る人が目立った。
「ハンドルなどの自転車パーツを替えるのと同じように、PCも気軽にカスタマイズできると分かってもらえたのではないか」と上野本部長。マザーボード―メーカー各社も「PCってこうやって作るのか、と理解してもらえた」「親子連れの人も多かった」などと手ごたえを感じていたようである。
ARC展示では、Intel Arc A770をインテルNUC 13エクストリーム・キットに組み込んだマシンをクリアケースに収めた状態で披露。筐体のサイズはゲームで一般的に使われるタワー型よりもかなり小さいが、プロセッサーに13世代のインテルCore i7、SSDに1TBを搭載するなど、スペックは非常にパワフルである。
また、ARC試遊コーナーにはIntel Arcグラフィックスを搭載した市販PC(GALLERIA、MSI、NECのデスクトップ/ノートブック)を並べて、ゲーム試遊用に開放。来場者が自由にプレーしながら高速グラフィックスのスピード感を味わえるようにしていた。
22年の東京ゲームショウで日本に初登場したIntel Arcグラフィックスは、速度性能の高さもさることながら、発揮できるパフォーマンスのわりに価格が抑えられている点に特徴がある。上野本部長は「ソフトウェアドライバーをアップデートするたびにパフォーマンスも向上しており、PCメーカー各社も、デスクトップPCへの装着やノートブックPCへの内蔵に協力してくれている」と現状を説明し、「どこまで行けるか、これからも力を入れていきたい」と意気込む。
プロセッサーとグラフィックスの性能が優れた市販PCでもゲームは快適に楽しめる――というインテルのメッセージは、ゲーミングPCのコーナーでもっとも明らかに示されていた。例えば、インテルEvoプラットフォーム準拠のノートブックPCなら、搭載されているインテルIris Xeグラフィックスの効果でゲームの高速プレーが可能。ブースの壁には、認証済みのゲーム50タイトルを調べられるQRコードが掲示されていた。
より高速なプレーを楽しめるPCとして上野本部長が勧めるのは、ゲーム向けに最適化されたインテルCoreプロセッサー・ファミリーHシリーズを搭載したノートブックPC。「国内で販売されているモデル数はあまり多くなく、多少値段は張るものの、デスクトップ並みのパフォーマンスが得られる」というのが、お勧めの理由だ。
周辺機器との組み合わせも、ゲームを楽しむための欠かせない要素となる。ノートブックPCに「ハンドル&ペダル」や「スロットル&スティック」を取り付ければより現実に近いかたちでのプレーができるし、YouTubeなどにライブ配信をしている人はデスクトップPCにカメラを接続する必要が生じる。ゲーミングPCのコーナーでは、そうした組み合わせの例も展示。「このような構成でコンシューマーにアピールすれば、量販店などのセルサイドはクロスセリングやアップセリングの効果を期待できるだろう」と上野本部長は強調した。
このような大型イベントが開催されていることからも明らかなように、日本でもeスポーツの市場は確かな成長を遂げている。それによって、ゲームを快適にプレーするためのPCや周辺機器への需要がさらに高まることは確実。プロセッサーとグラフィックスの両方の領域で強みを持つインテルは、この市場においても魅力的な製品を次々と発表していくことになるだろう。
マザーボードメーカーの技術者がカスタムPCについての相談に対応
国内でも急速に市場が立ち上がり、人口も増えてきたeスポーツ。それを受けて、eスポーツなどのエンターテインメントの祭典「DreamHack Japan 2023」が幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)で開催された。DreamHackが日本で開かれるのは、今回が初。Intel Corporationは以前から海外で開かれたDreamHackを後援しており、今回もOfficial PartnerとしてEXPOゾーンにブースを設けて「カスタムPC」「Intel Arcグラフィックス」「ゲーミングPC」の3点をアピールしていた。PC自作の相談に乗るカスタムPCスタジオは、ブルーに輝くひときわ大きなインテルロゴ下のスペースに設置されていた。通路に面した一番目立つ場所には、13日夕方にライブ出演した7人組アーティスト「7ORDER」のうち4人(長妻怜央氏・阿部顕嵐氏・真田佑馬氏・萩谷慧悟氏)が自作した「BYOCチャレンジPC」4台を展示。インテルの上野晶子・マーケティング本部長は「音楽グループとして活動している男性タレントでも、こんなに個性豊かなPCを作って楽しめる、ということを知ってほしかった」と話す。この4台については、“推し”の1台をTwitterから投票すると抽選でそれぞれ1人に当たるプレゼントキャンペーンも行われていた。
ブース内のカスタムPCスタジオのカウンターはL字形のレイアウトになっていて、来場者から寄せられる相談にASRock、ASUS、GIGABYTE、MSIの4社のマザーボードメーカーの技術者が対応。訪れるのは、eスポーツや音楽のステージへの行き帰りにふらっと立ち寄る人が目立った。
「ハンドルなどの自転車パーツを替えるのと同じように、PCも気軽にカスタマイズできると分かってもらえたのではないか」と上野本部長。マザーボード―メーカー各社も「PCってこうやって作るのか、と理解してもらえた」「親子連れの人も多かった」などと手ごたえを感じていたようである。
Intel Arc搭載の市販PCも増えてノートPCでもゲームを楽しめる
一方、Intel Arcグラフィックスについては、ARC展示とARC試遊の二つのコーナーが隣り合って設けられていた。ARC展示では、Intel Arc A770をインテルNUC 13エクストリーム・キットに組み込んだマシンをクリアケースに収めた状態で披露。筐体のサイズはゲームで一般的に使われるタワー型よりもかなり小さいが、プロセッサーに13世代のインテルCore i7、SSDに1TBを搭載するなど、スペックは非常にパワフルである。
また、ARC試遊コーナーにはIntel Arcグラフィックスを搭載した市販PC(GALLERIA、MSI、NECのデスクトップ/ノートブック)を並べて、ゲーム試遊用に開放。来場者が自由にプレーしながら高速グラフィックスのスピード感を味わえるようにしていた。
22年の東京ゲームショウで日本に初登場したIntel Arcグラフィックスは、速度性能の高さもさることながら、発揮できるパフォーマンスのわりに価格が抑えられている点に特徴がある。上野本部長は「ソフトウェアドライバーをアップデートするたびにパフォーマンスも向上しており、PCメーカー各社も、デスクトップPCへの装着やノートブックPCへの内蔵に協力してくれている」と現状を説明し、「どこまで行けるか、これからも力を入れていきたい」と意気込む。
プロセッサーとグラフィックスの性能が優れた市販PCでもゲームは快適に楽しめる――というインテルのメッセージは、ゲーミングPCのコーナーでもっとも明らかに示されていた。例えば、インテルEvoプラットフォーム準拠のノートブックPCなら、搭載されているインテルIris Xeグラフィックスの効果でゲームの高速プレーが可能。ブースの壁には、認証済みのゲーム50タイトルを調べられるQRコードが掲示されていた。
より高速なプレーを楽しめるPCとして上野本部長が勧めるのは、ゲーム向けに最適化されたインテルCoreプロセッサー・ファミリーHシリーズを搭載したノートブックPC。「国内で販売されているモデル数はあまり多くなく、多少値段は張るものの、デスクトップ並みのパフォーマンスが得られる」というのが、お勧めの理由だ。
周辺機器との組み合わせも、ゲームを楽しむための欠かせない要素となる。ノートブックPCに「ハンドル&ペダル」や「スロットル&スティック」を取り付ければより現実に近いかたちでのプレーができるし、YouTubeなどにライブ配信をしている人はデスクトップPCにカメラを接続する必要が生じる。ゲーミングPCのコーナーでは、そうした組み合わせの例も展示。「このような構成でコンシューマーにアピールすれば、量販店などのセルサイドはクロスセリングやアップセリングの効果を期待できるだろう」と上野本部長は強調した。
このような大型イベントが開催されていることからも明らかなように、日本でもeスポーツの市場は確かな成長を遂げている。それによって、ゲームを快適にプレーするためのPCや周辺機器への需要がさらに高まることは確実。プロセッサーとグラフィックスの両方の領域で強みを持つインテルは、この市場においても魅力的な製品を次々と発表していくことになるだろう。