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女子高生に浸透中の褒め言葉「好ハオ」 「~しか勝たん」を超える!?

時事ネタ

2023/05/26 17:00

【こっそりミームを教えます・98】 ネット上で誕生し拡散されるミームだが、その立役者はやはりティーンたち。今回は女子中高生の間で生まれた「好き」という気持ちをあらわすポップでキュートな「好ハオ」を紹介しよう。あなたイチオシの「好ハオ」は何?

令和世代は中国ポップが「好ハオ」い?(画像はイメージ)

新たな褒め言葉「好ハオ」で推しへの愛情を表現

 女子中高生を中心にSNSで使われるようになった新たな愛情表現のワード「好ハオ」。これまでにも「すこ」「尊い」「~しか勝たん」など好きの言い換えミームはいくつも流行してきたが、今「好ハオ」が新たに浸透してきているようだ。

 「好ハオ」の読み方は「ハオ」。「好」を中国語読みにして「ハオ」と発音することに由来している。中国語特有の発音と相まって、単に「好き」と言うよりもより可愛らしさを感じるところが流行の所以だろうか。女子中高生が選ぶ『JC・JK流行語大賞』(AMF調べ)でも2022年上半期、コトバ部門で第4位にランクインしている。

 「好」だけだと送り仮名を忘れた「好き」と間違われてしまうため、あえてカタカナを添えるのがルールだ。さらにツイッターやインスタグラムでは「好ハオ」というように、「ハオ」の部分に半角カタカナを用いることでビジュアル的な可愛さも演出。女子中高生が好きなポップでキュートな感覚が人気の秘訣のようだ。

 「イケメンすぎて好ハオ」というように、主に使うシーンは「推し」を褒める時。さらに「新曲のMVが好ハオい」「あの笑顔が好ハオすぎる」など語尾の変化形も存在する。

 簡体字をはじめ、中国発のカルチャーやアイテムに魅力を感じる令和世代。ファッションやコスメなど今後の「中国系トレンド」に注目したい。(フリーライター・井原亘)

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている