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BEYBLADE Xで「おもちゃ」を超えた「スポーツ」へ、子どもや大人が一緒に楽しめる環境を整備

販売戦略

2023/05/18 10:30

 タカラトミーは、現代版ベーゴマ「ベイブレード」の最新シリーズ「BEYBLADE X(ベイブレード エックス)」を7月15日に発売する。新製品の発売に伴い、ベイブレード競技を「GEAR SPORTS」と定義し、「おもちゃ」を超えた「スポーツ」へと進化させる。

BEYBLADE X

世界で累計5.2億個以上を出荷

 1999年に誕生し、2024年に25周年を迎えるベイブレードは、世界80以上の国と地域で累計5.2億個以上が出荷。高原文彦・執行役員キャラクタービジネス本部本部長は、「文化や言語、国境を超え、性別や年齢も関係なく遊べる」とアピールしている。

 これまで、第1世代として「爆転シュート ベイブレード」(99年~)、第2世代として「メタルファイト ベイブレード」(08年~)、第3世代として「ベイブレードバースト」(15年~)の歴史がある。

 今回のBEYBLADE Xは第4世代で、ベイブレード(コマ)の軸についている“ギヤ”と、スタジアムの“レール”がかみ合うことで超加速を生み出す新ギミック「X(エクストリーム)ダッシュ」を搭載し、歴代最速となっている。第1世代の「改造・バトルの楽しさ」、第2世代の「メタルの激しいぶつかり合い」、第3世代の「相手を破壊するバーストギミック」の要素を引き継ぎつつ、X ダッシュで進化を遂げている。7月15日には、シリーズ第1弾としてベイブレード(コマ)とランチャーのセット「スターター」(実勢価格は1980円)をはじめとした全12種を発売する。
 
「スターター」や「ブースター」など

グレードの高い「マスターズ大会」開催

 また、「スポーツ」と位置付けるという意味で、年齢別に分けずに子どもから大人まで参加できる「マスターズ大会」の開催を今冬に予定。キャラクタービジネス本部Global BEYBLADE事業部マーケティング課の篠永恭平氏は、「これまで公認店舗による公式大会やショッピングモールで中・大規模大会などを開催してきたが、これに加えてベイブレードの頂点であるトップブレーダーを決定するグレードの高いものとしてマスターズ大会を開催することになった」としている。
 
高原文彦執行役員(右から2番目)と篠永恭平氏(左から3番目)、
発表会には小学館 月刊コロコロコミックの秋本武英編集長(一番右)も参加、
MCは国山ハセン氏

 ベイブレードのユーザー層は現段階で小学生がメインで、大人も2~3割を占めているという。「参加選手だけでなく、観客にも手に汗握る興奮が伝わる最高の体験を提供したい」(篠永氏)。ベイブレードをスポーツと捉えてGEAR SPORTSと定義し、子どもや大人が一緒に楽しめる環境を整備することによって、ユーザーやファンをさらに増やしていくことが、BEYBLADE Xの発売に込められている。