エディオンは5月9日に2023年3月期通期の連結決算を発表した。売上高は7205億円(前期比1.0%増)、営業利益は191億円(同2.1%増)、経常利益は192億円(同10.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は113億93百万円(同13.1%減)だった。
季節関連商品が低調となった2Qの夏の季節影響を除けば、前年・コロナ前との比較で概ね高水準で推移した。1Qでは中国のロックダウンの影響から季節関連商品が早期に動き、3Qでは21年度に在庫不足が生じていたゲーム関連商品が好調に推移し、12月のボーナス商戦で前年同月比2.7%増と伸長した。4Qでは、新生活需要向けに新たにインテリアパックを導入したり、コロナ規制緩和により行楽需要が戻り始めたりした。
POS受注ベースの全店前年比でみても、年度累計で前年比と同じ、またコロナ前と比較しても1.6%増となり回復した。
営業利益の増益の要因は、主に連結売上高の増加によるもの。一方で経常利益の減益要因は、主に助成金収入が前期より23億8000万円減少したことによるもの。当期純利益の減益要因は、経常利益の減少の他、減損損失が24億3300万円あったことが影響した。
売上総利益率についても、29.26%と前年並みを維持した。
24年3月期の業績予想は、売上高7450億円(前期比3.4%増)、営業利益195億円(同1.6%増)、経常利益195億円(同1.3%増)、親会社株主に帰属する当時純利益115億円(0.9%増)を見込む。(BCN・細田 立圭志)
エアコンなど季節家電商品が好調
売上高では、エアコンなどの季節家電商品が、6月下旬から7月上旬にかけての記録的な高温や12月下旬の厳しい寒さなどから好調に推移した。また、商品供給状況が安定したリフォームなどの住宅設備やゲーム・玩具の伸長が貢献した。季節関連商品が低調となった2Qの夏の季節影響を除けば、前年・コロナ前との比較で概ね高水準で推移した。1Qでは中国のロックダウンの影響から季節関連商品が早期に動き、3Qでは21年度に在庫不足が生じていたゲーム関連商品が好調に推移し、12月のボーナス商戦で前年同月比2.7%増と伸長した。4Qでは、新生活需要向けに新たにインテリアパックを導入したり、コロナ規制緩和により行楽需要が戻り始めたりした。
POS受注ベースの全店前年比でみても、年度累計で前年比と同じ、またコロナ前と比較しても1.6%増となり回復した。
営業利益の増益の要因は、主に連結売上高の増加によるもの。一方で経常利益の減益要因は、主に助成金収入が前期より23億8000万円減少したことによるもの。当期純利益の減益要因は、経常利益の減少の他、減損損失が24億3300万円あったことが影響した。
売上総利益率についても、29.26%と前年並みを維持した。
ニトリの家具・インテリアでの連携も順調に推移
22年4月に資本業務提携を結んだニトリホールディングスとの事業では、倉敷本店でニトリの約40アイテムと家電を組み合わせた「ニトリコラボ」ブースを展開したり、豊中店で自由に組み合わせられるニトリのキッチンボードを販売するブースを展開。直営店全店でも、ニトリの一部の家具・インテリア商品の取り扱いを開始するなど、両グループの事業拡大を図っている。24年3月期の業績予想は、売上高7450億円(前期比3.4%増)、営業利益195億円(同1.6%増)、経常利益195億円(同1.3%増)、親会社株主に帰属する当時純利益115億円(0.9%増)を見込む。(BCN・細田 立圭志)