デジタル庁は4月25日に、マイキープラットフォームを活用した市民カード化構想の実現に係るモデル事業の採択結果を公表した。

「図書館カード化」などを事業化

　マイキープラットフォームを活用した市民カード化構想では、窓口対面サービスにおいて行政サービスのカード（図書館カードなど）の代替としてマイナンバーカードを利用できるようにする事業や、マイキープラットフォームが持つ公的個人認証サービスへのマイナンバーカードの利用者証明用電子証明書の有効性確認機能のみを活用する事業が対象となる。マイキープラットフォームを活用してこの構想を推進し、一部の自治体で先行的に導入、その後、全国的な展開につなげる方針。

　採択団体は秋田・茨城・埼玉・兵庫・岡山・熊本・宮崎の7県から計10市。具体的には、埼玉県戸田市「図書館デジタル化推進事業」、兵庫県姫路市「マイナンバーカードによる市民向け簡単セキュアプリント」など。

　なお、デジタル庁では、5月11日から、マイナンバーカード保有者に対し、マイナンバーカードと同等の機能（署名用・利用者証明用の電子証明書）をもったスマートフォン（スマホ）アプリのダウンロードサービスを開始する予定。