リクルートの運営する住まい領域の調査研究機関「SUUMOリサーチセンター」は4月20日に、「SUUMOトレンド発表会2023」を開催し、トレンドキーワード「平屋回帰」を発表した。
「人生100年時代」とも呼ばれ、先々のライフスタイルの変化が想定される中で、変化に柔軟な家造りや将来設計の面からも「ミニマルな暮らし」が注目されるとともに、住宅資材・エネルギー価格の著しい高騰や、SDGsの採択によって脱炭素化・省エネ意識が高まったことで、初期コスト・ランニングコストともに低い、小さな平屋・コンパクト平屋へのニーズが増加傾向にある。
SUUMOリサーチセンターは、近年のこうしたトレンドを「平屋回帰」と名付け、「SUUMOトレンド発表会2023」にて発表した。
同研究所が、今後2年以内に一戸建て(新築・建て替え注文住宅)の建築を検討している人に、住宅のテーマとして検討したものを尋ねた質問では、「平屋の住宅」が2018年は12.4%だったのに対して、2022年では17.9%に上昇している。
さらに、国土交通省が発表した「建築着工統計調査/建築物着工統計」によれば、平屋の着工棟数・割合は全国的に増加傾向にあり、熊本県では地震による古い家屋の倒壊後、再建築の際には平屋の検討者が増加した。
“モノを持たないミニマルな暮らし”が住宅ニーズにも
近年は、単身世帯・小規模世帯の増加、不要品の個人間売買アプリの普及、映像・音楽コンテンツのサブスクリプション化などを背景に、以前と比較して多くのモノを持つ必要がなくなっている。「人生100年時代」とも呼ばれ、先々のライフスタイルの変化が想定される中で、変化に柔軟な家造りや将来設計の面からも「ミニマルな暮らし」が注目されるとともに、住宅資材・エネルギー価格の著しい高騰や、SDGsの採択によって脱炭素化・省エネ意識が高まったことで、初期コスト・ランニングコストともに低い、小さな平屋・コンパクト平屋へのニーズが増加傾向にある。
SUUMOリサーチセンターは、近年のこうしたトレンドを「平屋回帰」と名付け、「SUUMOトレンド発表会2023」にて発表した。
同研究所が、今後2年以内に一戸建て(新築・建て替え注文住宅)の建築を検討している人に、住宅のテーマとして検討したものを尋ねた質問では、「平屋の住宅」が2018年は12.4%だったのに対して、2022年では17.9%に上昇している。
さらに、国土交通省が発表した「建築着工統計調査/建築物着工統計」によれば、平屋の着工棟数・割合は全国的に増加傾向にあり、熊本県では地震による古い家屋の倒壊後、再建築の際には平屋の検討者が増加した。