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AI開発に対応したハイパフォーマンス製品が「ドスパラプラス」で登場、法人市場で知名度を高める

販売戦略

2023/04/20 14:30

 サードウェーブは4月19日、法人向け製品ブランド「ドスパラプラス」で「NVIDIAのRTX Aシリーズ/Tシリーズ」を搭載したワークステーション「THIRDWAVE Pro WORKSTATION(X4620/X2614)」やデスクトップPCなど、10製品の販売を開始した。AI開発が活発になっている中、エントリーモデルやウルトラハイエンドモデルなどを提供し、さまざまなニーズに対応。これまでコンシューマー向け製品の提供がメインだったが、今回の製品によって法人市場でも知名度を高めていく。

THIRDWAVE Pro WORKSTATION X4620

4K8K映像処理・動画編集・3DCAD制作にも快適

 THIRDWAVE Pro WORKSTATION(X4620/X2614)は、「Intel Xeon W-2223/Intel Xeon Silver 4310 CPU」と「NVIDIA T1000 4GB」を搭載。AI開発はもちろん、4K8Kの高解像度映像処理、動画編集、3DCAD制作などでも快適な作業を実現する。ニーズに合わせてGPU、メモリ、ストレージなどのカスタマイズも可能だ。
THIRDWAVE Pro WORKSTATION X2614

 デスクトップPCでは、スリムな3D設計&映像編集向け「THIRDWAVE Pro Slim Exシリーズ」で2製品、10bitディープカラーに適した「THIRDWAVE Pro Slimシリーズ」で2製品、片手で持ち運べる「THIRDWAVE Pro HGシリーズ」で4製品をラインアップした。
THIRDWAVE Pro Slim Exシリーズ
 
THIRDWAVE Pro Slimシリーズ
 
THIRDWAVE Pro HGシリーズ
 

法人事業の売上比率5割を目指す

 19日に開催した記者会見で尾崎健介社長は、「GPUを生かし、AIソリューションを拡充させる」とアピール。井田晶也取締役は、「法人事業はこれまでSMBがメインだった。今回、幅広く製品をそろえたことで法人市場全体をカバーすることができる」と述べた。

 また、同社はエヌビディアとパートナープログラム「NVIDIA Partner Network(NPN)」の「Solution Integration Partner」としてパートナーシップを交わした。これにより、大規模なデータを高速に処理・分析するためのGPUを用いたソリューションの提供を拡大する。エヌビディアの高橋想・プロフェッショナルビジュアライゼーションビジネスデベロップメントマネージャーは、「RTXシリーズはさまざまな業界で導入されている。今回のパートナーシップによって、より業界を広げることができる」と期待した。サードウェーブの井田取締役は、「当社における法人事業の売上比率を、早い段階で2~3割、将来的には5割を目指す」と意気込んだ。
エヌビディアの高橋想マネージャー(左)とサードウェーブの井田晶也取締役