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レベチ・ジゲチに続く「エグち」が登場! 賞賛の度合いがレベルアップ

時事ネタ

2023/04/07 12:00

【こっそりミームを教えます・91】 ネット上では日々さまざまな新語が生まれ、ミーム化している。今回は、2022年のギャル流行語大賞にて第2位を受賞した「エグち」を紹介しよう。語源は「エグさのレベルが違う」の略で「エグち」。他と比べて桁違いだという最上級をあらわす言葉として浸透しているようだ。

若者たちの間ではヤバいの類語として定着する「エグち」(画像はイメージ)

お気に入りの紹介で使えるワード! エグちは新たな褒め言葉

 エグいこと、そしてそのレベルが突出している際に使われるエグち。主に「今度の新商品はエグち」「大谷さん、エグち」など対象のレベルの高さを賞賛する際に使われ、好きな物や推しなどに対する褒め言葉として定着している。

 2022年の年末に発表されたギャル流行語大賞では、1位の「ギャルピ」(ギャルピース)に続いて堂々の2位に入賞。若者たちにはすっかり定着していることが伺える。

 これまでもレベルが違うという意味の「レベチ」、次元が違うという意味の「ジゲチ」などが存在した。今回のエグちも同類だが、さらに程度が上回る印象がある。また、これまでとひとつ異なる点は表記方法。「エグ」がカタカナ、「ち」がひらがなを使用している。これはマクドナルドの「エッグチーズバーガー」通称「エグチ」との区別化を図ってのことなのだろうか。

 SNS上でも見られる「このかわいさエグち」または「エグちなかわいさ」といったコメント。基本的にはお気に入りを褒めちぎる表現だが、「今日の寒さエグち」「エグちシフト」など「激しい」「甚だしい」といったケースでも使われる。良きにつけ悪しきにつけ用いられる「ヤバい」に酷似した意味合いを持つワードだと言えるだろう。

 ネット上で多用されるエグち。23年もまだまだミームとしてのエグちの広がりは「エグち」のようだ。(フリーライター・井原亘)

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている