パナソニック コネクトは4月1日付で、製品やサービス・ソリューションのデザインを行うデザイン部門と、ブランディングやデマンドジェネレーションを担当するマーケティング部門を1つに統合し、「デザイン&マーケティング本部」を発足する。
マーケティング部門は、市場ニーズを把握した上で一貫したメッセージで社会や顧客とコミュニケーションを行うことで、企業ブランドの向上を図るとともにイベントやデジタルキャンペーンなどを通じて、顧客開拓に貢献してきた。また、昨今の社会意識の高まりを受けて、より生活者や消費者が主役となる「顧客起点」のマーケティングを重視している。
一方で、デザイン部門は、プロダクトデザイン、UIデザイン、サービスデザインなど、職能によって担当領域を分けて業務を実施していたため、部分最適になりがちで総合的な提案になりにくいという課題を抱えている。また、マーケティング部門はデザイン機能が必要な際に部門が異なるため、連携がしにくいといった課題がある。
今回のデザイン部門とマーケティング部門の統合によって、職能別ではなく各事業部ごとに必要な職能のデザイン担当がつく体制への変革が行われるため、マーケティングとも連携しやすくなるとともに、戦略視点でプロジェクトに携わることが可能になる。
同社は4月から、人事制度をジョブ型人材マネジメントへ移行し、報酬制度も改革する。「仕事」に応じた報酬、「成果」に応じた報酬、「個」に応じた報酬というポリシーのもと、成果を報酬に紐づけられるようになり、よりプロフェッショナルにスキルを持つ人材がイキイキと活躍できるようになる。
顧客起点からビジネスをドライブする(人間中心で考える)という共通の目的をもって、デザインとマーケティングの力をあわせることで、関連部門を横断的につなぐ機能を強化しするとともに、事業戦略構築のレイヤーから関与することによって、真の顧客起点によるビジネスのドライブを可能にする。
デザイン部門とマーケティング部門の統合を通じて、両部門の人員合わせて200名によって、顧客起点の企業トランスフォーメーションを推進していく。
デザインを製品・サービス、ビジネス、コミュニケーションで展開
同社のデザイン部門は「顧客起点」でのデザインに力を入れており、コア(ハードウェア)事業の基幹製品であるモバイルPC「レッツノート」や、顔認証ゲート、プロジェクターといったさまざまな製品のデザインに企画段階から携わり、数多くのインクルーシブでユーザーフレンドリーな製品を提供してきた。近年は、製品デザインだけでなくサービスデザイン、ビジネスデザイン、コミュニケーションデザインなどへも役割を拡大している。マーケティング部門は、市場ニーズを把握した上で一貫したメッセージで社会や顧客とコミュニケーションを行うことで、企業ブランドの向上を図るとともにイベントやデジタルキャンペーンなどを通じて、顧客開拓に貢献してきた。また、昨今の社会意識の高まりを受けて、より生活者や消費者が主役となる「顧客起点」のマーケティングを重視している。
一方で、デザイン部門は、プロダクトデザイン、UIデザイン、サービスデザインなど、職能によって担当領域を分けて業務を実施していたため、部分最適になりがちで総合的な提案になりにくいという課題を抱えている。また、マーケティング部門はデザイン機能が必要な際に部門が異なるため、連携がしにくいといった課題がある。
今回のデザイン部門とマーケティング部門の統合によって、職能別ではなく各事業部ごとに必要な職能のデザイン担当がつく体制への変革が行われるため、マーケティングとも連携しやすくなるとともに、戦略視点でプロジェクトに携わることが可能になる。
同社は4月から、人事制度をジョブ型人材マネジメントへ移行し、報酬制度も改革する。「仕事」に応じた報酬、「成果」に応じた報酬、「個」に応じた報酬というポリシーのもと、成果を報酬に紐づけられるようになり、よりプロフェッショナルにスキルを持つ人材がイキイキと活躍できるようになる。
顧客起点からビジネスをドライブする(人間中心で考える)という共通の目的をもって、デザインとマーケティングの力をあわせることで、関連部門を横断的につなぐ機能を強化しするとともに、事業戦略構築のレイヤーから関与することによって、真の顧客起点によるビジネスのドライブを可能にする。
デザイン部門とマーケティング部門の統合を通じて、両部門の人員合わせて200名によって、顧客起点の企業トランスフォーメーションを推進していく。