【今週のニュースダイジェスト】 3月24～30日の期間、「BCN＋R」で注目を集めたのは、「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC（2023 WBC）」の期間、売り上げが好調だったデジタル製品について取り上げた記事だった。また、滝沢秀明さんの新会社やスノーピークの新店舗に関連した記事も読まれた。「ネコ型ブルーレットおくだけ除菌」「中小企業のWi-Fiに関する悩み調査」がテーマの記事も関心が高かった。

Googleクロームキャストの売上急増

　3大会14年ぶりに侍ジャパンが3度目の優勝を決めた2023 WBC。準決勝のメキシコ戦で、それまで不調だった村上宗隆選手が放った渾身のサヨナラ打といい、決勝のアメリカ戦で、大谷翔平選手がマイク・トラウトから三振を奪い優勝を決めたブーメランのようなスライダーといい、名場面に事欠かない素晴らしい試合ばかりだった。大いに盛り上がった今大会だが、テレビや関連製品の売り上げにはどう影響したのか。全国2300店舗の家電量販店やネットショップの売り上げを集計するBCNランキングで明らかになった。
 
　テレビは、期間中の販売台数前年比が78.0％に終わった（曜日を合わせるため今年3月9日木曜日～3月22日水曜日と昨年3月10日木曜日～3月23日水曜日の販売台数で比較）。売り上げが急増したのは、テレビにつなぐとネット動画を楽しめる「Googleクロームキャスト」。準々決勝ラウンドに突入した16日のイタリア戦以降、前年比で114.1％と2桁増を記録した。（BCN・道越一郎）


＊「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割（パソコンの場合）をカバーしています。

ファンが太鼓判！

【いま注目のトレンドワード・272】 2022年10月末にジャニーズ事務所を退社した滝沢秀明さんが、3月21日に「株式会社TOBE（トゥービー）」の設立を発表した。事務所退社後の動向が注目されていた、滝沢さんの新会社設立におけるTwitterでの注目度ついて紹介する。
 
　滝沢さんはTwitterの音声サービス“スペース”にて配信を行い、新会社はアーティストをプロデュースする会社であることを語っている。この発表を受けて、Twitterでは「滝沢秀明」「タッキー」といった関連ワードが続々とトレンド入り。滝沢さんが新会社設立を報告するツイート時につけた「#TOBE新たな時代へ」というハッシュタグには、特に大きな注目が集まった。ファンからは「タッキーなら間違いない」「どういう事務所になっていくのか楽しみ」という反応。「退所組も合流してほしい」との声も多く見られた。（フリーライター・井原亘）

関東エリア最大級の売り場面積

　スノーピークは4月28日に、関東エリアで最大級の売り場面積となる直営店「Snow Peak THE OUTLETS SHONAN HIRATSUKA（スノーピーク ジ アウトレット湘南平塚）」を、イオンモールが新たに開業する商業施設「THE OUTLETS SHONAN HIRATSUKA（ジ アウトレット湘南平塚）」の1階にオープンする。
 
　テントやシェルターといったキャンプギアから、都会と自然をシームレスにつなぐアパレル、リュックやバックなどのアクセサリーまで、幅広いラインアップを取り揃え、広い面積を活用してテントやタープなどを複数展示するため、大きさや高さなどを確かめた上で購入できる。店舗限定アイテムの販売も予定している。

癒されて快適だにゃ！

　小林製薬は4月6日に、水洗トイレ用芳香洗浄剤「液体ブルーレットおくだけ除菌EX」から、愛らしいネコ耳つきの「ネコ型ブルーレットおくだけ除菌」を発売する。ラインアップは、「きれいニャ感じのするミントの香り」と「夢で見たおはニャ（花）畑の香り」の2種類。
 
　ネコ型ブルーレットおくだけ除菌は、トイレ空間を居心地がよく快適な場所にしたいという想いを込めて開発。猫を愛する開発担当者が猫の可愛さを最大限に表現できる耳の大きさや口元、パッケージの包装デザインにこだわり、試作を重ねて完成に至ったこだわりの逸品となっている。2022年に数量限定で発売され、多くの好評が寄せられたことから、新製品としての全国発売に至った。

中小企業の約7割が「家庭用Wi-Fiルータ」

　バッファローは3月23日、自社に無線LANを導入している従業員数50人未満の企業の経営者・役員を対象に実施した「中小企業のWi-Fiに関する悩み調査」の結果を発表した。同調査は、3月3日に行われ、106人から有効回答を得ている。
 
　調査対象者に、自社でどのようなタイプの無線LAN機器を使用しているかを尋ねたところ、「家庭用Wi-Fiルータ」（68.9％）がもっとも多く、「家庭用、業務用の両方」（3.8％）という回答もみられ、中小企業の7割超が家庭用の無線LANルータを使用していることが明らかになった。