メディアナビは、同社が販売するマインドマップ作成ツール「GitMind（ギットマインド）」に、AI技術の最先端であるChatGPTのAIチャット機能を搭載した。

アイデア出しをAIがサポート

　「GitMind」は、マルチプラットフォーム対応のクラウドベースのマインドマップツール。今回、AIチャット機能の搭載により、美しいマインドマップやフローチャートの作成に加えて、AIによる質問や相談がいつでも可能になった。マインドマップ画面内にチャットウィンドウを設け、マインドマップ作成の手助けをする。「GitMind」の有料プラン契約者であれば、AI機能は追加料金なしに利用できる。

　従来、マインドマップは思考整理目的に使われてきた。今回のバージョンアップでは、AIによるアイデア出しや調べ物のサポートが可能となる。アイデア出し、情報収集、文書作成、ブログなどの記事作成、プレゼンテーションやセミナーの原稿、YouTube動画原稿、学習支援、タスク管理など、一人で考えると何時間もかかる内容も瞬時に提示し、アシスタントとして活躍する。

　また、複数チームでの利用でも活用できる。ブレインストーミングのためのアイデア出し、意思決定をするための提案など、チームメンバーにAIが導入されることで、よりスピードアップする。

　例えば、旅行の計画を立てるときには、「どこに行くか」「どのような観光スポットがあるか」といった質問に答えてくれる。また、ビジネスや専門的な知識についても、箇条書きや文字数指定に対応し、さらに回答内容はそのままマインドマップに貼り付けられる。

　アイデアを出すのが難しいときや、会議の議論が行き詰まったときは、「GitMind」のチャットボタンを押してAIに質問を投げかけることができる。AIは、課題について即座にアイデアを提示してくれる。事前に議題とAI分析結果をマインドマップに反映しておけば、AIの回答を元にして会議の議論を深めたり、提案をヒントにアイデアを膨らませていくこともできる。また、ビジネスアイデアを導き出すための質問、ノウハウや学術的なことなど、様々なことについても質問することができる。

　価格は、半年版が年額2980円／1ID、1年版が年額4998円／1ID、3年版が1万4994円／1ID。