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「ながらオンラインmtg」が横行!? 約4割が「オンライン社内会議中に内職」

経営戦略

2023/03/29 18:00

 リスクモンスターは3月28日に、20~59歳の男女800名を対象に実施した、第1回「オンライン社内会議における内職の実態」の結果を発表した。同調査は、オンライン会議の最中に会議とは関係のない業務を行う「内職」の実態を探るべく、2022年12月12日~14日の期間に行われている。

約4割がオンライン会議の最中に
「内職している」と回答

リアル会議時との違いが明らかに

 調査対象者に、オンライン社内会議中に内職をしたことがあるかを尋ねたところ、「内職している」という回答が37.5%に達した。男女とも「内職している」が約4割を占めているが、男性(39.8%)の方が女性(35.3%)よりも4.5ポイント高い。また、企業規模が小さくなるにつれて、「内職している」割合が高まる傾向がみられ、零細企業では4割超に達している。
 
オフライン(対面)会議での内職は14.6%に留まる

 オフライン(対面)での会議における、内職実施の有無を尋ねた質問では、「内職している」は14.6%に留まった。
 
オンライン社内会議の回数や、
会議への参加時間が内職の実施有無に
影響していることが明らかに

 1カ月間の、参加しているオンライン社内会議の回数とその時間を尋ねるとともに、内職の実施状況との相関をみると、会議回数が多いほど「内職している」が高い傾向がみられる。1カ月の会議回数が5回以上では、「内職している」が半数超に達している。会議の回数が1回の人(26.1%)と8回以上の人(54.7%)を比較すると約30ポイントの差があり、会議回数の多寡による内職実施率の差が際立った。

 総会議時間との関係をみると、「90分以下」では「内職している」が2~3割だったのに対して、「91分以上」では「内職している」が42.0%に達している。会議時間90分を境に、10ポイント以上の差が生じていることから、総会議時間が内職実施率に影響していると考えられる。
 
オンライン社内会議中に内職をする理由
「会議の内容が自身の業務に関係ない」が最多も、
企業規模や役職によっては差異がみられる

 オンライン社内会議中に「内職している」と答えた人に、その理由を尋ねた質問では、「会議の内容が自身の業務に関係ない」(48.3%)がもっとも多く、「会議時間が長い」(46.3%)がそれに続いた。

 セグメント別の、内職を行う理由の上位には大きな傾向の違いはみられないものの、男性では「会議内容が自身の業務に関係ない」(52.2%)が最多だったのに対して、女性では「会議時間が長い」(46.1%)が最多となっている。企業規模別でみると、「零細企業」や「中小企業」では「会議時間が長い」がもっとも多かったのに対して、「中堅企業」では「発言する機会が少ない」が、「大企業」では「会議内容が自身の業務に関係ない」がもっとも多かった。役職別では「主任・係長」で「会議時間が長い」が最多となり、役職ごとの会議への関わり方の差が内職をする理由の違いとして表れている。