インテルがコンシューマービジネスで新しいマーケティング策を打ち出している。力を注いでいるポイントは、「新世代の応援」「新しい売り場づくり」「コミュニティー」の三つ。キャンペーンを打ち出したり、パイロット的な取り組みを進めたり、イベントを開催したりとさまざまだ。上野晶子・マーケティング本部長に2023年の注力ポイントについて話を聞いた。
「今年上半期は、『未来は創り出すもの』『単価アップと市場拡大』『パートナーシップというよりコミュニティー』の三つをマーケティングの注力ポイントにしている」と上野本部長は説明する。そこで、具体的に行っているのが「新世代の応援」「新しい売り場づくり」「コミュニティー」の三つとなる。
新世代の応援では、「Choose Your PC~決められたスペックに従うな~」と称してキャンペーンを実施。TikTokやYouTubeでのPCによる動画制作で多くのフォロワーを有する、「REAL AKIBA BOYZ」と「駒沢アイソレーション」の2組がアンバサダーとなり、キャンペーンを盛り上げている。
上野本部長は「『家電量販店などで多くあるPCの中から何を買えばいいか分からない』『友達が買っているPCを購入した』などという声が新世代からあがっている。iPhoneなどのスマホと親和性の高いPCを買うケースもある。そこでキャンペーンには、それぞれのユーザーがそれぞれ適したPCを購入することで、自分らしさを出してほしいというメッセージを込めた」としている。
新しい売り場づくりでは、ユーザーが自身に合ったPCが選べるよう、家電量販店に提案。「飲食店のように、例えば『特上』『上』『並』などと分類して分かりやすくすれば、『自分はPCをよく使うようになるから特上』『あまり使わないから並』などと意識するようになるのではないか」と上野本部長は分析する。
また、カメラ売り場で編集ソフトとPCを組み合わせて展示し、画像や動画の編集を実際に体験してもらうコーナー設置も提案。「あくまでカメラの楽しさを伝えながら、PCの良さを伝えたい」というのが上野本部長の考えだ。
さらに、ゲーム売り場でPCを展示するコーナーの設置を、いくつかの家電量販店でパイロット的に取り組んでいる。上野本部長は「コロナ禍や人気のゲーム機の品薄などで、PCゲームで遊ぶユーザーが増えていると聞いている。そのようなユーザーに、例えばスペックの高いモデルやデザイン性の高いモデルなどを提案するのも買い替えにつながるかもしれない」と捉えている。
コミュニティーでは、クリエイター向けの「インテル Blue Carpet Studio」を2022年3月から形成しており、20人程度のクリエイターが賛同している。3月20日には、発足から1周年ということでクリエイターの作品を直接みることができる展示会形式のイベント「インテル Blue Carpet Fes 2023 Spring ~Creator Works Exhibition~」を24日までの5日間にわたって開催する。
また、ゲーマー向けコミュニティー「インテル Blue Community Project」も形成。さらに、自作PCユーザーのコミュニティーも検討している。自作PCに関しては、イベント「カスタムPC・スタジオ」を3月21日にららぽーと豊洲で開催。マザーボードメーカーによるカスタムPCを展示するほか、組み立ての実演、相談カウンターなどを設置し、カスタムPCの面白さやメリットを訴えていく。
マーケティングの注力ポイントを実現するための決め手になるのは、「第13世代インテル Core プロセッサー」と「インテル Evo プラットフォーム」などとなる。第13世代インテル Core プロセッサーは、CPUとメインメモリ間の情報をやり取りする役割のあるL3キャッシュの増量でパフォーマンスコアのシングルスレッド性能が前世代と比べて約15%向上。インテル Evo プラットフォームでは、ノートPC向けに「インテル Unison」の搭載で、PCとスマホの連携が可能。しかも、スマホはAndroid版とiOS版の両方に対応している。
「ユーザーによる『始めたい』という意識を高めるため、テクノロジーで後押ししていく」と上野本部長。インテルでは、PCを中心とした業界の、さらなる発展に向けた策を講じていく。
「今年上半期は、『未来は創り出すもの』『単価アップと市場拡大』『パートナーシップというよりコミュニティー』の三つをマーケティングの注力ポイントにしている」と上野本部長は説明する。そこで、具体的に行っているのが「新世代の応援」「新しい売り場づくり」「コミュニティー」の三つとなる。
新世代の応援では、「Choose Your PC~決められたスペックに従うな~」と称してキャンペーンを実施。TikTokやYouTubeでのPCによる動画制作で多くのフォロワーを有する、「REAL AKIBA BOYZ」と「駒沢アイソレーション」の2組がアンバサダーとなり、キャンペーンを盛り上げている。
上野本部長は「『家電量販店などで多くあるPCの中から何を買えばいいか分からない』『友達が買っているPCを購入した』などという声が新世代からあがっている。iPhoneなどのスマホと親和性の高いPCを買うケースもある。そこでキャンペーンには、それぞれのユーザーがそれぞれ適したPCを購入することで、自分らしさを出してほしいというメッセージを込めた」としている。
新しい売り場づくりでは、ユーザーが自身に合ったPCが選べるよう、家電量販店に提案。「飲食店のように、例えば『特上』『上』『並』などと分類して分かりやすくすれば、『自分はPCをよく使うようになるから特上』『あまり使わないから並』などと意識するようになるのではないか」と上野本部長は分析する。
また、カメラ売り場で編集ソフトとPCを組み合わせて展示し、画像や動画の編集を実際に体験してもらうコーナー設置も提案。「あくまでカメラの楽しさを伝えながら、PCの良さを伝えたい」というのが上野本部長の考えだ。
さらに、ゲーム売り場でPCを展示するコーナーの設置を、いくつかの家電量販店でパイロット的に取り組んでいる。上野本部長は「コロナ禍や人気のゲーム機の品薄などで、PCゲームで遊ぶユーザーが増えていると聞いている。そのようなユーザーに、例えばスペックの高いモデルやデザイン性の高いモデルなどを提案するのも買い替えにつながるかもしれない」と捉えている。
コミュニティーでは、クリエイター向けの「インテル Blue Carpet Studio」を2022年3月から形成しており、20人程度のクリエイターが賛同している。3月20日には、発足から1周年ということでクリエイターの作品を直接みることができる展示会形式のイベント「インテル Blue Carpet Fes 2023 Spring ~Creator Works Exhibition~」を24日までの5日間にわたって開催する。
また、ゲーマー向けコミュニティー「インテル Blue Community Project」も形成。さらに、自作PCユーザーのコミュニティーも検討している。自作PCに関しては、イベント「カスタムPC・スタジオ」を3月21日にららぽーと豊洲で開催。マザーボードメーカーによるカスタムPCを展示するほか、組み立ての実演、相談カウンターなどを設置し、カスタムPCの面白さやメリットを訴えていく。
マーケティングの注力ポイントを実現するための決め手になるのは、「第13世代インテル Core プロセッサー」と「インテル Evo プラットフォーム」などとなる。第13世代インテル Core プロセッサーは、CPUとメインメモリ間の情報をやり取りする役割のあるL3キャッシュの増量でパフォーマンスコアのシングルスレッド性能が前世代と比べて約15%向上。インテル Evo プラットフォームでは、ノートPC向けに「インテル Unison」の搭載で、PCとスマホの連携が可能。しかも、スマホはAndroid版とiOS版の両方に対応している。
「ユーザーによる『始めたい』という意識を高めるため、テクノロジーで後押ししていく」と上野本部長。インテルでは、PCを中心とした業界の、さらなる発展に向けた策を講じていく。