【記者のひとこと】M&Aで海外進出に弾み
富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)は、地場の中堅SIerをグループ傘下に迎え入れ、ERPを軸としたSI事業でオーストラリア市場への進出を加速しています。M&Aを活用する手法は、海外進出で先を行くNTTデータや野村総合研究所(NRI)に通ずるものがあります。
NTTデータは2000年代後半、主に欧州市場でSAPのERPの取り扱いに長けたSIerを積極的にグループ化し、本格的な海外進出の足がかりを築きました。一方、富士フイルムBIは、オーストラリア市場でマイクロソフトのERPの販売実績があるSIerを傘下に入れることで進出に弾みをつける考えです。
SI事業での海外進出の手始めにオーストラリア市場を選んだのは、NRIとの類似点といえます。ただ、富士フイルムBIは複合機販売やBPOなどですでに進出しており、SI事業との相乗効果が見込める点がNTTデータやNRIとの違いになりそうです。(安藤章司)
【記事はこちら】
富士フイルムBI、ERP事業で豪州市場への進出を加速 現地の中堅SIerをグループ化
NTTデータは2000年代後半、主に欧州市場でSAPのERPの取り扱いに長けたSIerを積極的にグループ化し、本格的な海外進出の足がかりを築きました。一方、富士フイルムBIは、オーストラリア市場でマイクロソフトのERPの販売実績があるSIerを傘下に入れることで進出に弾みをつける考えです。
SI事業での海外進出の手始めにオーストラリア市場を選んだのは、NRIとの類似点といえます。ただ、富士フイルムBIは複合機販売やBPOなどですでに進出しており、SI事業との相乗効果が見込める点がNTTデータやNRIとの違いになりそうです。(安藤章司)
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