3月はスマートフォン（スマホ）決済サービス、電子マネー、クレジットカードのキャンペーンが目白押し。それら多数のキャッシュレス決済サービス・共通ポイントのキャンペーンから記者が厳選して三つ紹介しよう。

QUICKPay（クイックペイ）

　最近は「抽選で当たる」方式のキャンペーンが多く、その場合、当選しない限り、ポイント還元は通常分のみとなる。しかし、JCBが2023年3月1日から31日まで実施する「QUICPayチャンス！あちこちトクトクキャンペーン2023春」は、条件を満たすともれなくポイント還元や割引が適用されるのでお得だ。

　キャンペーン適用の条件は、アプリなどで配信しているクーポンを対象店舗に提示したうえで、店舗ごとに定められた最低決済金額以上をQUICPayで支払うこと。対象店舗は、PPIHグループ企業（ドン・キホーテ、アピタ・ピアゴなど）、かっぱ寿司、キリン堂、ツルハドラッグ。例えば、かっぱ寿司の場合、かっぱ寿司アプリ内のQUICPay専用クーポンを提示し、税込1000円以上を支払うと、会計時に税込金額から10％割引となる。
 
　このほか、1万円を上限に対象日（「9」のつく日）の利用分の全額をキャッシュバックする「9のつく日は全額キャッシュバック！」キャンペーンも今年12月まで実施する。QUICPayは、国内の多くのカード会社が発行するクレジット/プリペイドカードで利用でき、一般的なスマホ決済サービスに比べ、利用開始の手続きが楽なので、PayPayなどのスマホ決済サービスとキャンペーンや利用シーンに応じて使い分けることをおすすめしたい。

PayPay

　PayPayは、4回に1回の確率で抽選で当たる「超PayPayジャンボ」をはじめとする大規模キャンペーン「超PayPay祭」を開催中。毎週月曜日に更新するさまざまな店舗・オンラインサービスなどの「PayPayクーポン」も、期間中はかなりお得だ。
 
　3月2日時点で配信中のPayPayクーポンは、セブン-イレブン（セブン-イレブンアプリ限定）、スターバックス、カラオケ館、イケア、ららぽーと、カインズ、洋服の青山、Zoff、メガネドラッグ、でんきち、ムーミンバレーパーク、Booklive、noteなど。さらに3月6日からハンズ、ホームセンターコーナンなども配信予定。なお、クーポンの付与総額が所定の金額に達した場合、利用可能期間でも終了する場合がある。

楽天ペイ・楽天Edy

　楽天ペイメントは、エントリーのうえ、対象店舗で楽天ポイントカードを提示し、対象店舗で楽天ペイアプリまたは対象の楽天Edyで決済すると、誰でも1ポイントがもらえるほか、抽選で最大決済額の2000％ポイント還元が当たる「楽天ポイントメガ盛り！抽選で楽天ポイント還元♪」を実施している。キャンペーン期間は3月1日～4月30日。
 
　条件の「楽天ポイントカードを提示して1ポイント以上獲得」を満たさない場合は対象外。ファミリーマートなど一部対象外店舗もあり、条件がややこしいが、楽天ポイントカードで楽天ポイントをため、同時に楽天ペイや楽天Edyを通常の支払手段として利用しているなら忘れずにエントリーしよう。

　このほか、今月から「5と0のつく日はポイント払いの日 2％還元キャンペーン」も開始した。キャンペーン名の通り、毎月、5・10・15・20・25日・30日に支払方法を「楽天ポイント」に設定して楽天ペイで決済すると、ポイント還元率が通常（1％）＋1％の計2％にアップするため、この月に5回（2月は4回）の対象日はポイント払いがお得だ。
 
　他にも、三井住友カードは、抽選で最大10万円分のVポイントが当たる「Vポイント祭」、NTTドコモのスマホ決済サービス「d払い」と組み合わせると、お得なdカードは「最大10万円分のチャンス！dポイント総額5億円分が100万人に当たる！」を実施している。au PAYは引き続き、「グリーンライフポイント（3月）」と「たぬきの大抽選会 春」を実施中（たぬきの大抽選会は3月22日まで）。ほとんどを占めるエントリー必須のキャンペーンは忘れずにエントリーしておこう。（BCN・嵯峨野 芙美）