【記者のひとこと】データのステークホルダーは全部門
ここ数年で幅広いITベンダーが「データ」を軸にしたビジネスへの転換を急いでいるように見受けられます。そのトランスフォームに一足早く成功しているのが、米Informatica(インフォマティカ)です。21年4月にリリースしたデジタルトランスフォーメーション基盤「Intelligent Data Management Cloud(IDMC)」をエンジンに、データマネジメントの領域でポジションを確立しつつあります。
同社の日本法人社長は渡邉俊一氏。22年7月に就任したばかりですが、30年以上に渡ってデータビジネスに携わってきた経験もあり、すでに精力的に本社から与えられたミッションに取り組んでいます。BCNの単独インタビューでデータマネジメントソリューションに軸を移したことによる変化をたずねたところ、「データのステークホルダーは全部門。ITセクションだけでなく、他部門も含めて企業全体が顧客になった」と話しました。実際、1社あたりの契約金額はグローバル全体で大きく増加しています。
ただ、顧客が広がったことでビジネスの方法を変化させる必要も生じています。複数のステークホルダーにバリューを届けるためには、その企業の方針や戦略をこれまでより深く理解しなくてはならないからです。トランスフォームの成功をさらなる飛躍につなげるため、何をしていくべきか。渡邊社長の掲げる戦略は、これからデータ変革を目指すITベンダーにとっても大きなヒントになりそうです。(大蔵大輔)
【記事はこちら】
【KeyPerson】インフォマティカ・ジャパン 渡邉俊一社長
同社の日本法人社長は渡邉俊一氏。22年7月に就任したばかりですが、30年以上に渡ってデータビジネスに携わってきた経験もあり、すでに精力的に本社から与えられたミッションに取り組んでいます。BCNの単独インタビューでデータマネジメントソリューションに軸を移したことによる変化をたずねたところ、「データのステークホルダーは全部門。ITセクションだけでなく、他部門も含めて企業全体が顧客になった」と話しました。実際、1社あたりの契約金額はグローバル全体で大きく増加しています。
ただ、顧客が広がったことでビジネスの方法を変化させる必要も生じています。複数のステークホルダーにバリューを届けるためには、その企業の方針や戦略をこれまでより深く理解しなくてはならないからです。トランスフォームの成功をさらなる飛躍につなげるため、何をしていくべきか。渡邊社長の掲げる戦略は、これからデータ変革を目指すITベンダーにとっても大きなヒントになりそうです。(大蔵大輔)
【記事はこちら】
【KeyPerson】インフォマティカ・ジャパン 渡邉俊一社長