【記者のひとこと】ポイ活アプリのデータを活用

コラム

2023/02/17 10:00

 最近、ポイントをためて活用する「ポイ活」という言葉を耳にする機会が増えています。少し前までは、買い物をした際に、ポイントが付与されるといったケースが大半でしたが、現在は、スマホアプリでゲームをクリアしたり、アンケートに回答したりした場合など、ポイントを得られる機会は多岐にわたっています。

 地図情報サービスなどを手掛けるジオテクノロジーズは、スマホアプリ「トリマ」を提供しています。トリマは、徒歩や自転車などで移動することでポイントがたまる仕組みで、たまったポイントは、現金やAmazonギフト券、大手ECサイトのポイントなどに変換できます。2022年11月時点で1200万ダウンロードされるなど人気のポイ活アプリとなっています。

 同社と東京大学は、トリマをダウンロードしている人が訪れた場所や移動ルート、属性といった情報を組み合わせた人流データの共同研究を開始すると発表しました。研究成果は、スマートシティへの取り組みや災害時の緊急対応といった場面で生かされるとしています。

 私は、クレジットカードやECサイトのポイントは保有していますが、無頓着でどのくらいのポイントがあるのか把握していません。ただ、ポイントを有効活用することで得られるメリットは大きいので、これからはポイントも気にしながら生活し、あわよくば、ポイ活を開始しようかなと考え始めました。(岩田晃久)

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