2023年1月に話題になったクレジット／プリペイドカード関連のトピックスを紹介する。一部、2月発表の話題も取り上げる。

オリコカードも「タッチ決済」搭載へ

　オリエントコーポレーションは3月1日から、オリコカードの搭載電子マネーを「iD/QUICPay」から「タッチ決済（国際ブランドの非接触決済）」へ変更する。ただし、「Orico Card THE PLATINUM」と「Orico Card THE GOLD PRIME」は変更の対象外。iD/QUICPayはスマートフォン上で設定すると引き続き利用可能とはいえ、iD/QUICPayの知名度の低下が懸念される。

　話題の「クレカ積立」に、クレディセゾン発行のセゾンカード・UCカードも参入した。提携先は「CONNECT」の証券口座で、「つみたてNISA」にも対応。サービス開始を記念し、「SAISON CARD Digital クレカ積立ポイントアップキャンペーン」「SAISON CARD Digital<CONNECT>で『クレカ積立』をはじめよう！入会＆利用キャンペーン」を開催する。
　JCBは23年から「QUICPay」利用者を対象に実施していた「9のつく日は全額キャッシュバック！」キャンペーンの当選人数を倍増。23年12月まで継続して実施する。

　キャンペーン内容は、抽選で毎月1000人に、1万円を上限に対象日の利用分の全額キャッシュバックするもの。対象日の「9」のつく日に買い物する際は、ぜひこのキャンペーンを思い出そう。
　JR東日本は10月1日から、JR東日本グループの共通ポイント「JRE POINT」の新サービスとして「JRE POINTステージ」の初回ステージ適用・特典の提供を開始する。初回判定の獲得ポイント数の集計対象期間は23年3月1日～8月31日。
　利用額や利用頻度に応じて優遇される「ステージ制」は珍しくないが、新たに開始する「JRE POINTステージ」は利用ポイント数も判定対象にしている点がユニークだ。なお、ステージ3・プレミアムステージはJRE POINT WEBサイトへのSuicaの登録とビューカードの登録（クレジットカード入会）が必要。「JRE POINTステージ」は、ビューカードの新規入会促進策ともいえるだろう。（BCN・嵯峨野 芙美）