最近注目を集める「Web3」ですが、ブロックチェーン技術などを活用した新しいビジネスモデルは、まだまだ模索されている段階です。

　富士通はこのほど、Web3に関する技術を集めた「Fujitsu Web3 Acceleration Platform」を無償で提供すると発表しました。同社のグローバルパートナー共創プログラム「Fujitsu Accelerator Program for CaaS」に参画するパートナーを対象とします。

　今後は同プログラムに数十社の参画を見込んでおり、パートナーエコシステムの拡大を図る構えです。同社のヴィヴェック・マハジャン・執行役員SEVP・CTOは「Web3の領域で富士通は先駆者」としつつも、「この領域は1社だけでできるものではない。競合といわれる企業にも（同プラットフォームを）使ってもらうなど、共創の考え方が重要になる」と語りました。

　同プラットフォームの無償提供により、富士通が持つ最先端技術が広く開放されました。こうした技術がどういったビジネスモデルを生み出していくのか、今後も注目していきたいです。（大畑直悠）

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富士通がWeb3プラットフォームを提供へ パートナーと新ビジネス創出をはかる