LIFULL（ライフル）は2月10日に、同社の運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」が、2022年における実際の問合せ数からユーザーが“本気”で住みたい街を算出した「2023年 LIFULL HOME'S みんなが探した！住みたい街ランキング（首都圏版）」を発表した。同調査は、2022年1月1日～12月31日の期間に、「LIFULL HOME'S」に掲載された賃貸物件・購入物件のうち、実際の問合せ数を駅別に集計している。


　首都圏版「借りて住みたい街」ランキングでは、新型コロナ禍で順位を伸ばした神奈川県の「本厚木」が今回も1位を維持し、3年連続でトップとなった。TOP10では、「大宮（2位→2位）」「八王子（4位→3位）」「柏（3位→4位）」「三鷹（7位→5位）」など、準近郊・郊外の駅が多くを占めている。
 
　一方、都市周辺では「葛西（6位→6位）」「池袋（12位→12位）」「荻窪（14位→15位）」「三軒茶屋（21位→16位）」が上位に留まった。TOP30では「北千住（15位→20位）」「高円寺（18位→21位）」「新小岩（19位→24位）」など、相対的に賃料が安価なエリアが注目されている。
 
　ランキングTOP100に入った駅のうち、前回から順位を上げた駅をランクアップの大きい順に並べた「急上昇ランキング」の首都圏版では、「笹塚（43ランクアップ／114位→71位）」「所沢（40ランクアップ／94位→54位）」「町屋（35ランクアップ／121位→86位）」が上位となった。
 
　首都圏版「買って住みたい街ランキング」では、2020年から注目を集め続ける「勝どき」が4年連続の1位を獲得している。

　ほかにも、「田町（61位→5位）」「半蔵門（240位→11位）」「浜松町（188位→25位）」「麻布十番（338位→28位）」「駒込（117位→31位）」など、久しくなかった新たな大規模な物件開発に関連した駅がランクアップした。一方で、前回調査で上位だった「白金高輪（2位→12位）」や「東中野（9位→22位）」は、物件開発の終了によって順位を下げている。
 
　大きな変化としては、「横浜（3位→2位）」「平塚（5位→3位）」「茅ケ崎（20位→4位）」と神奈川県の人気エリアが上位にランクインした。
 
　「買って住みたい街」の「急上昇ランキング」では、「神保町（1119ランクアップ／1210位→91位）」「御茶ノ水（455ランクアップ／493位→38位）」「西新宿五丁目（445ランクアップ／527位→82位）」と、周辺で開発プロジェクトが始まったことで話題性が高まった都心に位置する駅が上位を占めている。