家電量販店・オンラインショップの実売データを集計する「BCNランキング」によると、2023年1月最終週(1月30日~2月5日)のデスクトップPCのメーカー別販売台数シェアで、84週ぶりにAppleがトップに立った。シェアは前週に比べ22.8ポイント増の31.8%。発表時から注目された新「Mac mini」の2機種「MMFJ3J/A(M2モデル)」と「MNH73J/A(M2 Proモデル)」がシェアを押し上げた。
M2チップはAppleの開発者向けイベント「WWDC2022」で発表され、23年2月現在、新Mac miniのほか、ノート型の「MacBook Air」「MacBook Pro」(M2モデル)と、「11インチiPad Pro(第4世代)」「12.9インチiPad Pro(第6世代)」にも搭載されている。次のモデルチェンジで、ディスプレイ一体型の「iMac」も、1世代前のM1からM2/M2 Proにアップデートされるとみられている。
デスクトップPCで、Appleのシェアが3割を超えたのは直近3年間では初めて。今やAppleといえば「iPhone」と「iPad」の印象が強く、iPadに関しては「Magic Keyboard」などの純正キーボードとのセット利用を提案している。iPad/iPad Pro用の純正キーボードは専用設計ゆえに高額で、しかもiPad本体を買い替えると買い直す必要が生じるケースが多い。対して、ディスプレイが別売のMac miniは、純正キーボードにこだわる必要はなく、手持ちのアイテムを使い回せるなど、アクセサリ選びの自由度は高い。Macを使い慣れている人やコストを抑えたい人には、よりパワフルになった新Mac miniは最適な1台だろう。(BCN・嵯峨野 芙美)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
最新の高性能チップ搭載で8万4800円から
Apple M2/M2 Proを搭載する新しいMac miniは、全世界一斉発表日の1月17日から予約を受け付け、日本では2月3日に販売を開始した。価格は、8コアCPU・10コアGPUを搭載するM2モデルが8万4800円から、10/12コアのCPU・16/19コアのGPUを搭載可能なM2 Proモデルが18万4800円から(ともにディスプレイ・キーボード・マウスなど付属品は別売)。Apple独自のM2チップによって、これまで以上にパワフルで高性能となり、コストパフォーマンスは高まった。シリーズで初めて無線LAN(Wi-Fi)の最新規格「Wi-Fi 6E」もサポートした。M2チップはAppleの開発者向けイベント「WWDC2022」で発表され、23年2月現在、新Mac miniのほか、ノート型の「MacBook Air」「MacBook Pro」(M2モデル)と、「11インチiPad Pro(第4世代)」「12.9インチiPad Pro(第6世代)」にも搭載されている。次のモデルチェンジで、ディスプレイ一体型の「iMac」も、1世代前のM1からM2/M2 Proにアップデートされるとみられている。
デスクトップPCで、Appleのシェアが3割を超えたのは直近3年間では初めて。今やAppleといえば「iPhone」と「iPad」の印象が強く、iPadに関しては「Magic Keyboard」などの純正キーボードとのセット利用を提案している。iPad/iPad Pro用の純正キーボードは専用設計ゆえに高額で、しかもiPad本体を買い替えると買い直す必要が生じるケースが多い。対して、ディスプレイが別売のMac miniは、純正キーボードにこだわる必要はなく、手持ちのアイテムを使い回せるなど、アクセサリ選びの自由度は高い。Macを使い慣れている人やコストを抑えたい人には、よりパワフルになった新Mac miniは最適な1台だろう。(BCN・嵯峨野 芙美)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。