【記者のひとこと】物流施設のロボット活用

コラム

2023/02/10 10:00

 物流施設では、AMR(自律型協働ロボット)を活用して業務の効率化を図っています。物流ソリューションを提供するGROUNDは、AMR「PEERシリーズ」を展開しており、多くの企業が利用しています。12月からは、新たに「PEER 100」の販売を開始しました。

 PEER 100の特徴は、既存モデルから可搬重量を高めたことです。土台面積を拡張するなどして、可搬重量は既存モデルの2倍以上の100キログラムとなりました。その結果、大型のバスケットを複数、運搬できるほか、ハンガーラックなどの長さがある物にも対応できるようになったそうです。今後は、アパレルなどの業種で利用を見込んでいます。実際に、デモンストレーションを見ましたが、滑らかに動いており、AMRは進化しているなと感じました。

 デモンストレーションは、千葉県市川市にある同社の物流施設で行われました。さまざまな商品を扱う物流施設では、暖房が使用できないため、とても寒かったです。こういった環境で働く人の大変さを改めて実感しました。大学生の頃、物流施設でピッキング作業の短期アルバイトをしたことがあり、広い施設の中を動き回りヘトヘトになったのを思い出して懐かしい気持ちにもなりました。(岩田晃久)

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GROUNDから可搬重量を高めた新型AMR、パッケージシステムとの連携も可能に