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パナソニックが教える花粉対策術 空気清浄機の最適な設置場所は?

時事ネタ

2023/02/08 11:30

 換気ができるエアコンを販売するパナソニックは、本格的な花粉シーズンの到来を前に、花粉と空気に関する調査結果と、「パナソニック エアーマイスター」の福田風子氏による、花粉が気になる季節を快適に過ごすためのポイントを公表した。

花粉と空気に関する調査結果
(パナソニック「エオリア」調べ)

「花粉はエアコンから入ってくる」と75%の人が誤解!

 パナソニック エアーマイスターである福田風子氏は、花粉対策の鉄則は花粉をできるだけ家の中に侵入させないことであり、家への花粉の侵入を防ぐためのポイントとして、「外出先から花粉を持ち込まない」「洗濯物を外に干さない」「換気は窓の開け幅を10cm程度に、レースカーテンは閉めて!」「こまめに床掃除をする」の4点を挙げた。
 
家への花粉の侵入を防ぐ4大鉄則

 「外出先から花粉を持ち込まない」では、玄関にハンディサイズのクリーナーや専用のブラシなどを用意して、家に入る前に衣類に付着した花粉を取り除くことを推奨。「洗濯物を外に干さない」では、花粉が洗濯物に付着しないよう、外干しをやめ、部屋干しや洗濯乾燥機・衣類乾燥除湿機・浴室乾燥機・エアコンの衣類乾燥モードを利用した乾燥への切り替えを提案している。なお、ウールやフリースなどと比較して、化学繊維やレザーなど表面がツルツルしたものは花粉が付着しにくい。

 「換気は窓の開け幅を10cm程度に、レースカーテンは閉めて!」は、花粉のピーク期におこなった実験で、窓を開ける幅を10cm程度にしてレースのカーテンをすることで、屋内への花粉の流入を約4分の1に減らせる効果が確認できたことから。網戸を閉めるだけでも、効果が期待できる。「こまめに床掃除をする」では、掃除の際に掃除機を使うと、床に溜まっていた花粉を排気によって舞い上げてしまうことがよくあるため、先に水拭きをするのが重要という。乾いたときにまた花粉が飛散してしまわないよう、水拭きに使った雑巾はしっかり洗っておく必要がある。また、使ったらすぐに捨てられるウェットタイプのシートを使う手もある。

 花粉対策のおすすめは、エアコンと空気清浄機の併用だが、その際、冬はエアコンの風向きを下に設定し、空気清浄機をエアコンの反対側に置くことで、高い位置から下に向かって空気をキレイにする大きな気流ができ、集じん効率がアップする。
 
冬場に最適なエアコンと空気清浄機の配置

 一方、夏はエアコンの風向きを上にして、天井をつたって下に落ちる大きな気流を作るよう、エアコンの下に空気清浄機を配置すると集じん効率がアップする。この場合、気流が家具などで妨げられないよう注意が必要となる。
 
夏場に最適なエアコンと空気清浄機の配置

 今回の花粉と空気に関する調査で、回答者の75%が「花粉はエアコンから入ってくる」、33%が「花粉が屋内に入らないよう、エアコンの使用を控えたいと思う」と認識していることが分かったが、実際はそうした事実はなく、「部屋の空気を吸い込んで、暖めたり冷やしたりし、再び室内に吹き出す」というのがエアコンの基本機能であるため、一般的にはエアコンから花粉が侵入することはない。花粉の侵入経路として最も多いのは玄関であり、まず玄関で花粉を除去するよう心がけ、リビングなどの室内についても、空気清浄機とエアコンを併用してうまく活用すれば窓開け換気による花粉の侵入を抑えることができるとアドバイスしている。