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テレダイン・レクロイ、世界初! 標準外径の55モード光ファイバで毎秒1.53ペタビットの大容量伝送実験に採用

経営戦略

2023/02/05 07:30

 米テレダイン・レクロイは2月2日に、同社の広帯域、多チャンネルのパフォーマンスを発揮するモジュール型オシロスコープ「LabMaster」が、情報通信研究機構(NICT)による世界初の標準外径の55モード光ファイバで毎秒1.53ペタビットの大容量伝送を行う実験に採用されたことを発表した。

NICTの実験室に設置された「LabMaster」の80チャンネルシステム

 LabMasterは、独自のモジュール型式を備えており、ディスプレイと操作パネルを搭載する単一のコントロールモジュールに、最大20個のアクイジションモジュールを接続して、36GHz帯域で世界最大となる80チャンネルのシステムを構成できる。
伝送システムの概略

 さらに、モジュール間のタイミングはハードウェアによって高度に同期可能で、コントロールモジュールには空間分割多重伝送解析の要望に応えるべく、80の波形を同時に扱えるサーバクラスの強力なCPUを搭載している。
20チャンネル光変調解析システムのイメージ

 それぞれのアクイジションモジュールには、コヒーレント受信機が接続され20本の光入力を有する光変調解析システムとなる。20個のアクイジションモジュールは、ハブを経由してコントロールモジュールに接続される。