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成城石井の鍋セットは本格派ですごい!レンジで6分半の温めるだけ

グルメ

2023/02/04 18:00

 寒い日が続くこんな季節に恋しくなるのは、やっぱり鍋。しかし、近年はなかなか大勢で鍋をつつく機会も減っているのではないだろうか。そこで、おすすめなのが家で簡単にできる1人鍋。成城石井では、レンジで温めるだけで本格的な味わいの鍋が完成する優れものが販売している。その中から今回は2種類を実食したい。

成城石井で販売している鍋セット2種類

心まで温まる優しい味わいの鶏もも肉の水炊き

 まずは、「柚子胡椒香る銘柄鶏もも肉の水炊き」からいただこう。こちらは、徳島県産のすだち鶏を使用。余分な脂肪があまりなく、鶏臭さが少ないのが特徴だ。そのほか、白菜や豆腐、青ねぎなど鍋の定番食材が入っている。
 
柚子胡椒香る銘柄鶏もも肉の水炊き

 電子レンジですぐにできるのがうれしいポイント。ふたを開けると熱々の鍋が登場する。立ち込める湯気からは出汁のいい香りがただよい、さっそく冬ならではのほっこりとした気分になった。
 
ラップを外して500wの電子レンジで6分半温めるだけ

 メインの鶏肉は弾力のあるぷりっぷりの食感。かむほどに優しい甘さがじゅわっと染み出し、電子レンジで調理したとは思えないおいしさだ。この鶏肉がたっぷりと入っているのがうれしい。さらに、容器がいっぱいになるほどの大量の野菜がおなかを満たしてくれる。白菜、大根、にんじん、ごぼう、青ネギと、鍋には欠かせない食材ばかり。どれも歯ごたえが良く、素材本来の甘さを感じられる。豆腐とぶなしめじも入った大満足の内容だ。
 
皮つきの鳥肉がゴロゴロと入っている

 しょうゆと昆布魚介エキスを使用した出汁は、優しい味わい。そこに野菜と鶏の旨味も加わり、店でいただくような本格的な味わいを楽しめる。ゆずこしょうはふんわりと香る程度。出汁だけをいただくとピリッと刺激を感じるが、具材と一緒だと強く主張することはなくバランス良く全体を締めてくれている。
 
ゆずこしょうが香る透き通った出汁

銘柄豚の甘さとピリ辛坦々スープが絶妙な熱々鍋

 優しい出汁の味わいを堪能した後は、対照的な「銘柄豚バラ肉の花椒香る坦々鍋」。話題の三元豚ブランド「下田さん家の豚」を使用したこだわりの一品だ。花椒を効かせた坦々スープをベースにしており、刺激的な味わいが期待できる。
 
銘柄豚バラ肉の花椒香る坦々鍋

 出来上がりは豚肉の甘い香りがただよい、この時点で辛さが感じられない。見た目も濃い味噌の色で、スープが赤くなることもないので、辛さは控えめかもしれない。
 
こちらも500wの電子レンジで6分半

 薄切りの豚はやわらかく、脂の甘さが口いっぱいに広がる。鍋の半分を占めるほどたくさん入っており、ボリューム満点だ。そぼろは、粒状大豆たん白を使用。原材料を見るまでひき肉と思って味わっていた。それほど満足度が高く、ヘルシーながらもしっかりと存在感のある味に仕上げている。
 
うまみの凝縮された豚肉がたっぷり
 
ひき肉かと思いきや大豆でできたそぼろ

 チキンエキス、味噌、鶏ガラスープ、にんにくなどが入ったスープは濃厚だが辛すぎるわけではなく、豆板醤と花椒のピリ辛が心地よく感じられる。甘さと辛さのバランスがちょうどいい、万人に好かれる味。程よい辛さと温かさで、食べ進めるにつれて体がぽかぽかと温まる鍋は寒い日におすすめだ。
 
体が温まるピリ辛スープ

 野菜は、柚子胡椒香る銘柄鶏もも肉の水炊きと同じく白菜、大根、にんじん、青ねぎが大量に入っている。さらに豆腐、厚揚げ、たけのこの水煮と坦々スープに合う食材もプラス。シャキシャキとした食感の野菜を坦々スープに絡めると担々麺を食べているような満足感を味わうことができた。
 
しゃきしゃきの野菜で栄養も満点

 筆者はこちらの鍋一つだけで1食分として十分おなかが満たされたが、スープまでおいしいので、締めとして炭水化物を投入するのもおすすめ。柚子胡椒香る銘柄鶏もも肉の水炊きには米、銘柄豚バラ肉の花椒香る坦々鍋にはラーメンが合うだろう。

 大量の野菜と良質なお肉をおいしく摂取できる上にどちらも化学調味料不使用で体に優しいのもうれしいポイント。この冬リピートしたくなる、おいしいため息がこぼれる2品だった。(エフェクト・霜越緑)