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みんなが使う「てぇてぇ」は何から広まった? 正しい使い方も

時事ネタ

2023/02/03 12:00

【こっそりミームを教えます・82】 ネット上にはありとあらゆるミームが存在する。今回紹介する「てぇてぇ」もそのひとつ。初見では意味がわかりにくい言葉だが、一体どのような時に使用するのが適しているのだろうか。

「萌え」を超越した「てぇてぇ」(画像はイメージ)

「てぇてぇ」の語源は孫悟空!?

 「てぇてぇ」とは、「尊い」から変化した言葉である。「尊い」は本来「崇高で近寄り難い」「極めて価値が高い」「ありがたい」と言った意味を持つ。

 しかしそれがネット界隈で派生し、キャラクターや作品に対して「萌え」を通り越して信仰心に近い強い感情を抱いている時に使用される言葉となった。その尊い感情があまりにも高まることによって、「尊い」を正しく発音できない様子を表した言葉が「てぇてぇ」だ。

 ちなみに「尊い」から変化した言葉としては他にも「尊み秀吉」が存在。「尊い」と「豊臣秀吉」を掛け合わせた造語だが、基本的に使い方は「尊い」と同じである。

 「てぇてぇ」の由来は諸説あるが、Twitterに投稿された一つのファンアートが最も有力。その内容は「にじさんじ」というVTuberグループの2人の会話に対し、『ドラゴンボール』の主人公である孫悟空が「ひゃーめちゃくちゃてぇてぇなぁ」と発言している様子を描いたもの。つまり「てぇてぇ」は「尊い」を孫悟空風に訛らせた言葉と言える。

 前述の内容のように「てぇてぇ」は、主にバーチャルYouTuberのファンの間で使用されることが多い。特に配信者同士が仲良くしている状況に対してよく使われているようだ。

 あなたも「てぇてぇ」を使って推しの配信者やキャラ、作品に対する感情の高ぶりを表現してみてはいかがだろうか。(フリーライター・井原亘)

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている