JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニーは、大日本印刷（DNP）と協業し、JR東京駅のエキナカ商業施設「グランスタ東京」内に、エキナカショールーミング店舗「＆found（アンドファウンド）」を2月10日から3月3日まで期間限定オープンする。


　第2弾となる今回の実証実験では、心とからだを満たす“Well-beingな食”をテーマに、東京駅を利用する人々へ、気になっていたけれど実際に見たことがない、試してみたいけれど買うまでには至っていない、そんな商品との「新たな出会い」を提供する。
 
　来店客は、テーマに沿って集められた商品・サービスを、専門スタッフによる説明を受けながら、店舗内で気軽に試食・試飲、体験することができる。音声データ取得などによるヒアリングに協力した人には、持ち帰り可能なサンプル商品や出店企業のECサイトなどで使用できるクーポンなどを渡し、新幹線などでの移動中や自宅など、「＆found」の店舗外でも楽しむことができる。

　企業に対しては、来店客へのヒアリングを通して、より深い感想・意見・要望を取得し、フィードバックしていく。また、「＆found」は、エキナカのリアル店舗で、センシング（計測～数値化）のためにビーコンを設置するほか、来店客の行動・接客会話データを取得・解析し、顧客理解を深める情報としてフィードバックする「DNP店舗内CX解析サービス」を活用する。店内に設置したカメラやマイクで「画像＆音声」を取得し、来店客の購買行動や商品に対する反応などを出店企業にフィードバックする。

　さらに、今回の実証実験ではJR東日本情報システムとの共同研究として、日立エルジーデータストレージ製の3D LiDARモーションセンサーを用いて動線データを取得し、店内での顧客行動を分析する。