足元を温める家電で寒さを乗り切れ! 会社でも自宅でも対策できるおすすめ3選
1月20日は大寒(だいかん)。1年でいちばん寒さが厳しくなるころだ。寒い冬の季節は足元から冷えを感じるという人が多いのではないだろうか。これには寒い空気が下にたまりやすいことや、血流の悪さが原因として考えられるが、寒さを我慢しているとストレス過多になってさらに冷えを悪化させかねない。足元を温めるのに特化した家電で快適に過ごせるようにしてはいかがだろうか。
中には足をすっぽりと覆うこたつタイプのものもある。温まりやすい上に省エネ効果も期待できるだろう。
中にはスリッパやブーツの形状で歩き回れるものも。自席だけでなく会議や食事の時も暖かさを保てそうだ。
ヒーターを切っても毛布として使えるため、秋や春にも活躍できる。重い冷え性の人におすすめしたい暖房家電だ。
足元を温める家電を使うことでエアコンなどの暖房器具の温度を下げられ、光熱費削減とともに頭寒足熱につなげられるかもしれない。足元の冷えで悩んでいる場合は、ぜひ試してみてほしい。(ライター・ハウザー)
なぜ冬は足元が冷える?
対策を施すには、そもそもなぜ冬に足元が冷えやすいのか知っておく必要がある。三つの理由を解説しよう。冷たい空気は足元で対流するため
一つめの理由は、冷たい空気が足元で対流しやすいという特性を持っているため。空気は温度が高いほど軽く、温度が低いほど重くなる。そのため、冷たい空気は地面付近に集まりやすく足元が冷えるのだ。これはエアコンなどの暖房を付けていても空気がかくはんされていないと発生するので注意してほしい。加齢などによる筋肉量低下のため
体の熱は筋肉が作っているため、加齢や運動不足などで筋肉量が低下すると熱が作りづらくなり冷えやすくなる。一般的に人間の筋肉量は25歳でピークを迎え、60歳にピークの約60%に落ちるといわれており、特に大腿四頭筋と呼ばれる太ももの前の筋肉が落ちやすい。以前に比べて足元が冷えやすくなったと感じている人は、加齢あるいは運動不足が原因である可能性が高いのだ。ストレスによる自律神経のバランスの乱れのため
最後にストレス。ストレスによって自律神経が乱れると交感神経が優位になり、末梢神経の血行が悪くなる。これにより手先や足先が冷えやすくなるのだ。ストレス以外に過労や不規則な生活、睡眠不足なども自律神経を乱す原因となる。なかなか温まらない人はこれらの原因を疑ってほしい。オフィスでも自宅でも使える足元あったか家電
それではオフィスでも自宅でも使える、足元を温める家電3種類を紹介しよう。こたつになるタイプも! 「パネルヒーター」
一つめはパネルヒーターと呼ばれる、板状の暖房家電。足元を集中的に温めることが可能だ。折りたたみ可能なものや机の裏に貼り付けるものなどさまざまなタイプがあるため、使いやすいものを選んでほしい。中には足をすっぽりと覆うこたつタイプのものもある。温まりやすい上に省エネ効果も期待できるだろう。
場所を取らず省電力! 「フットウォーマー」
二つめはフットウォーマー。足先を突っ込んで使うタイプの暖房家電だ。足先だけを温めるため小型であり、置き場所に困らない。また、足先だけを温めるため消費電力が小さく、USB給電が可能なものやバッテリ駆動可能なものも多数存在する。中にはスリッパやブーツの形状で歩き回れるものも。自席だけでなく会議や食事の時も暖かさを保てそうだ。
下半身全体が温まる! 「電気足温器」
足先だけでなく下半身全体が冷える人におすすめなのが電気足温器。下半身全体を毛布で覆った上にヒーターで温めてくれるため、より快適に過ごせるだろう。ヒーターを切っても毛布として使えるため、秋や春にも活躍できる。重い冷え性の人におすすめしたい暖房家電だ。
「頭寒足熱」で快適に冬を乗り切ろう
東洋医学には「頭寒足熱」という言葉があり、頭を冷たく保ち、足を温かく保つのが良いとされている。自律神経の調整効果が得られ、副交感神経が活発になってリラックス効果も得られるという。足元を温める家電を使うことでエアコンなどの暖房器具の温度を下げられ、光熱費削減とともに頭寒足熱につなげられるかもしれない。足元の冷えで悩んでいる場合は、ぜひ試してみてほしい。(ライター・ハウザー)