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クレジットカード&タッチ決済の話題振り返り! 2022年11月のトピックス

 2022年11月に話題になったクレジット/プリペイドカード関連のトピックスを紹介する。一部、12月発表の話題も取り上げる。

ナンバーレスデザインカードがさらに増える

 PayPayカードは、年会費無料の「PayPayカード」に比べてPayPayポイントがより多くたまる「PayPayカード ゴールド」の入会受付を11月24日に開始した。正式発表前から、PayPayは年会費有料のゴールドカードの発行を予告しており、これから新たにPayPayカードを作るならゴールドのほうがメリットが多いだろう。
 
PayPayカードもゴールドカードが登場!

 メルペイもまた、事前に予告していた通り、新たにクレジットカードに参入。フリマアプリ「メルカリ」の利用実績などで限度額が決まり、アプリで利用と管理が完結する年会費無料のクレジットカード「メルカード」の提供を11月8日に開始した。11月30日まで対象17店舗での利用で最大5%還元するキャンペーンも実施していた。常時1%還元はさほど珍しくないものの、メルカリの愛用者なら、用途を絞ったサブカードや初めてのクレジットカードにおすすめだ。
 
年会費無料・最大4%ポイント還元/常時1%還元のメルカード

 また、三井住友カードは、お得なクレジットカードとして知られる「ナンバーレス(NL)シリーズ」について、11月14日から、カードの裏面からサインパネル(署名欄)をなくした、“サインパネルレス”カードの発行を開始した。今後は三井住友カード(NL)のMastercard、三井住友カード ゴールド(NL)、三井住友カード プラチナプリファードにも順次拡大していく。
 
“サインパネルレス”カードのイメージ

 PayPayカード、メルカード、三井住友カードNLとも、券面にカード情報の記載がないナンバーレスデザインで、スマートフォン(スマホ)向けアプリを軸とした、“スマホファースト”の設計。慣れると使い勝手が良く、セキュリティも高いので、メインと予備、計2台以上のスマホを保有していて、カードの紛失や情報漏えいが心配な人にはおすすめだ。

 このほか、LINE Payは、三井住友カードとの提携カード「Visa LINE Payクレジットカード」に、カードレス対応・即時発行可・年会費無料の「Visa LINE Payクレジットカード(P+)」を追加し、入会申込を11月29日に開始した。

 既存のVisa LINE Payクレジットカードとの違いは、「チャージ & ペイ(コード決済)」と通常カード決済の還元率とデザイン。初めてのクレジットカード入会だと両者の違いが理解しづらいため、デザインで選ぶ人も出てきそうだ。
 
新クレカ「Visa LINE Payクレジットカード(P+)」

 新しい流れとして、楽天Edyが実施する「はずれなし!年末ペイ得キャンペーン」を紹介しよう。キャンペーン対象者は、楽天証券で2022年12月12日までに積立設定し、買付指定日(23年1月1日~1月28日)に「楽天キャッシュ」で投信積立の買付をした人(法人・未成年口座除く)。楽天キャッシュでの投信積立は楽天カードからのチャージと組み合わせると便利なので、実質的には楽天カード会員向けのキャンペーンだ。楽天IDと楽天グループの各サービスによる「経済圏」に強みをもつ楽天ならではのキャンペーンといえるだろう。(BCN・嵯峨野 芙美)
 
実質的には楽天カード会員向けのキャンペーン。
楽天グループのサービスをフル活用している人のみ参加できる