関東エリアに引っ越すならどこがいい? 人気の街トップ3

暮らし

2022/11/24 18:35

 進学や就職、転勤などで関東地方に引っ越す際、土地勘がないとどの街を選べばいいか判断するのは難しい。そんなときに参考になるのが「住みたい街ランキング」だ。今回は、SUUMOが2022年に実施した調査結果に基づいて上位三つの街の魅力を紹介する。

関東エリアの魅力ある街を紹介
 

横浜(神奈川県)

 SUUMOの調査結果で第1位に選ばれたのは神奈川県の横浜。5年連続でトップと圧倒的な人気だ。主な理由は三つある。
「横浜みなとみらい」の街並み
 

交通網が発達しておりアクセスが良好

 横浜最大の魅力は交通網にある。JR東日本によると、横浜駅の1日当たりの乗降人数は平均約30万人で、新宿、池袋に次いでJR東日本の中で第3位だったという(2021年調べ)。

 JR以外にも多くの路線が乗り入れており、東京以外の方面へのアクセスも良好。どこに行くにも便利なのだ。
 

東京都心に比べて家賃が割安

 横浜駅周辺は東京都心に比べて家賃が割安となっている。SUUMOの調査によると、新築かつ徒歩1分~5分以内という条件において、ワンルームで8.5万円、2DKで13.8万円とのことだ。しかも、横浜駅周辺は東京都心に負けないほどの賑わい。人気の街というのが頷ける。
 

観光や買い物の施設も充実

 歴史ある港町である横浜は観光や買い物の施設が充実している。若い世代向けだけでなく、大人向けの施設も充実しており、長く住んでも飽きがこない。

 一方、豊かな自然も残っており、博物館や美術館も多く存在することから、子育てにも向いている。まさに1位に選ばれるのにふさわしい街といえそうだ。
 

吉祥寺(東京都)

 若者に人気を誇る吉祥寺。SUUMOの調査では2位にランクインした。その魅力とは何か。
井の頭公園
 

交通アクセスの良さと豊かな自然環境が共存

 吉祥寺は東京都心へのアクセスが良い一方、豊かな自然環境も共存している。鉄道はJR中央線、総武線、京王井の頭線が通っており、新宿や渋谷まで30分以内で到着が可能。都心への通学や通勤に便利な立地だ。

 自然環境については井の頭恩賜公園をはじめとする公園が多く、緑があふれている。都心での仕事に疲れても、散歩などで緑に触れあえば癒やされるといえよう。
 

大型商業施設と個性的な小型店舗が多く存在

 吉祥寺には「東急百貨店」「パルコ」「マルイ」「ヨドバシカメラ」などの大型商業施設が充実し、都心まで出なくても多くのものが手に入る。商店街に活気があるのも特徴の一つで、個性的な小型店舗で賑わい、買い物に関する満足度は高い。飲食店も多く存在することから、外食がメインという人にもおすすめだ。
 

大宮(埼玉県)

 2位の吉祥寺とわずかの差だったのが大宮。吉祥寺とは異なる魅力を持った街であり、ファミリー層におすすめかもしれない。
大宮駅前
 

子育てしやすい街

 大宮が属するさいたま市は子育て環境が充実している。中学校卒業まで通院や入院の自己負担がなかったり、子育て世帯を対象にした買い物優待カードがあったりと、何かとお金がかかる子育てにありがたい支援制度があるのだ。

 大宮公園や鉄道博物館などといった子どもに人気の施設も充実しており、これも子育てしやすい理由の一つといえる。
 

多数の路線が乗り入れ

 通勤面でも大宮はファミリー層におすすめ。JR東北・上越新幹線、京浜東北線、高崎線、埼京線、東武鉄道、埼玉新都市交通などが乗り入れており、どこに行くのにも便利な街といえる。

 首都高速埼玉大宮線を利用すれば車で都心に出るのも楽。電車派にも車派にも便利で、もし通勤場所が変わったとしても柔軟に対応できる。
 

初めて住むなら人気の街がおすすめ

 転勤や転職、進学などで初めて住む地方の物件を探すなら、人気の街がおすすめだ。土地勘がない状態で家賃や通勤・通学時間だけで選んでしまうと、思わぬ欠点が後から見つかるかもしれないからだ。
人気の街に住もう

 人気の街には多くの人々に支持されるだけの理由があり、外れが少ないといえる。家賃は人気ランキングにランクインしていない街に比べると高めだが、まずは人気の街に住み、土地勘ができてから引っ越すのも良いのではないだろうか。(ライター・ハウザー)
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