さまざまな商品やサービスの値上げラッシュが続いている。特に10月、多くのものが値上げとなった。何気なく代金を支払っていたら実はいつもよりも高かった、ということもあり得るだろう。そこで、効果的な値上げ対策について解説したい。
値上げの対象も幅広く、ビール類はもちろんチューハイやウイスキー、焼酎もその対象となっている。原材料価格の高騰や物流コストの上昇などが原因とされているが、お酒のグレードを落とさざるを得ない人もいるかもしれない。
さらに物流コストも上昇していることから、ほぼ全ての商品が影響を受けており、家計にとって厳しい値上げとなっている。直接的に値上げしていなくても、内容量を減らすことで実質的に値上げしている商品もあるので注意してほしい。
ただし、値上げを行っていない銘柄もあるため、この機会に利用する銘柄を見直ししてもいいかもしれない。
また、社会保険への加入が義務づけられる対象が拡大され、これまで被保険者が500人を超える事業所が対象であったのが100人に引き下げ。社会保険の費用は労働者も負担する必要があるため、出費が増加することもあるだろう。
パンに比べて米は炊かなくてはいけないというデメリットがあるが、冷凍保存すればレンジで温めるだけで食べられる。チャーハンやリゾット、カレーなど、バリエーションも豊富なので、飽きずに食べ続けられるだろう。
まだキャッシュレス決済を使ったことがないという人も、この機会に挑戦してみてはいかがだろうか。
なお、控除される金額には上限があるため、あらかじめ上限を確認した上で寄付する金額を決めるようにしてほしい。上限を超えた額を寄付しても控除の対象にはならず、逆に損をすることもあり得る。
今回の値上げラッシュを良い機会として、家計のダイエットに取り組んでみてはいかがだろうか。(ライター・ハウザー)
値上げされた主な品目
まずは値上げされたものの中から、特に家計への影響が大きいものを紹介しよう。ビールやウイスキーなどのお酒
1日の疲れを癒やすための楽しみにしている人も多い晩酌だが、アルコール類は全体的に大きく値上げされた。その値上げ幅は6%から13%とかなり大きい。値上げの対象も幅広く、ビール類はもちろんチューハイやウイスキー、焼酎もその対象となっている。原材料価格の高騰や物流コストの上昇などが原因とされているが、お酒のグレードを落とさざるを得ない人もいるかもしれない。
食品
食品も値上げしていないものを探す方が難しいのではないかと思われるほど、さまざまな商品が値上げされている。これはあらゆる食品製造に欠かせないエネルギーのコストが上昇しているためだ。さらに物流コストも上昇していることから、ほぼ全ての商品が影響を受けており、家計にとって厳しい値上げとなっている。直接的に値上げしていなくても、内容量を減らすことで実質的に値上げしている商品もあるので注意してほしい。
外食
外食産業も仕入れコストなどが上昇していることから各社とも値上げを行っている。回転寿司や牛丼といった庶民の味方も値上げしており、外食はますます手の届きづらい存在となりそうだ。加熱式たばこ
愛煙家が比較的周りの目を気にせずに吸うことができる加熱式たばこが値上げされた。全体的に10円から30円ほど価格が上昇しており、少ないお小遣いを利用してたばこを吸っている人にとっては厳しい値上げといえるだろう。ただし、値上げを行っていない銘柄もあるため、この機会に利用する銘柄を見直ししてもいいかもしれない。
雇用保険や社会保険
10月から公的サービスの料金も値上げされた。多くの人に影響があるのが雇用保険の値上げで、労働者はこれまで標準報酬月額の0.3%の負担であったのが、0.5%となった。例えば、標準報酬月額が30万円の場合、これまで900円だったものが1500円になる計算だ。また、社会保険への加入が義務づけられる対象が拡大され、これまで被保険者が500人を超える事業所が対象であったのが100人に引き下げ。社会保険の費用は労働者も負担する必要があるため、出費が増加することもあるだろう。
値上がり対策に有効な対策
このほか、電機やガスなどのも値上げが続いており、家計に大きく響くといえる。このような値上げラッシュをどのように乗り切るためのコツを解説しよう。パンや麺よりも米を食べる
今回の値上げラッシュで目立つのが、小麦を使っている製品の大幅な値上げだ。日本は小麦の自給率が低く、円安や輸送コスト増の影響を受けやすい。そのため、日本国内での自給率が高く値上げの影響を受けづらい米中心の食事にしてはいかがだろうか。パンに比べて米は炊かなくてはいけないというデメリットがあるが、冷凍保存すればレンジで温めるだけで食べられる。チャーハンやリゾット、カレーなど、バリエーションも豊富なので、飽きずに食べ続けられるだろう。
キャッシュレス決済のキャンペーンを見逃さない
キャッシュレス決済市場はいまだ群雄割拠の状態が続いており、各社ともシェア拡大のために大規模なキャンペーンをおこなっている。例えば、PayPayの場合地域限定で20%から30%のキャッシュバックを行っており、うまく利用すれば出費を抑えられるだろう。まだキャッシュレス決済を使ったことがないという人も、この機会に挑戦してみてはいかがだろうか。
ふるさと納税の活用
ふるさと納税もぜひ利用したい。これは居住している自治体以外の自治体に寄付をすることで、最大で寄付金額から2000円を差し引いた額が所得税や住民税から控除されるというもの。寄付した自治体から返礼品をもらえ、中には米などの日常的に必要なものもあることから、値上げ分を取り戻せる。なお、控除される金額には上限があるため、あらかじめ上限を確認した上で寄付する金額を決めるようにしてほしい。上限を超えた額を寄付しても控除の対象にはならず、逆に損をすることもあり得る。
家計の贅肉を落とすきっかけにしよう
今後もさまざまな商品やサービスの値上げが予定されており、残念ながら今回だけ乗り切れば良いというものではなさそうだ。値上げの影響を少なくするには、家計の“贅肉”を落とすことが効果的。無駄な出費が多ければそれだけ値上げの影響を受けやすくなる。今回の値上げラッシュを良い機会として、家計のダイエットに取り組んでみてはいかがだろうか。(ライター・ハウザー)