フィノバレーと板橋区商店街振興組合連合会、板橋区商店街連合会は10月から、東京都板橋区による支援のもと、フィノバレーが提供するデジタル地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」を活用した、デジタル地域通貨「いたばしPay」の導入を開始する。
 


　いたばしPayは、キャッシュレス決済の推進と地域経済の活性化を目的としており、物価高の影響を受ける区民と、新型コロナウイルス感染症の影響によって売上が減少している区内事業者を支援する。

　「MoneyEasy」は、デジタル地域通貨サービスを短期間で安価に開始できるプラットフォームシステムで、スマートフォンアプリを使った現金チャージから決済までが可能となっている。コード読み取り式の支払い方法なので、店舗側での初期投資や手間がかからず導入できる。

　いたばしPayの対象は、板橋区在住または在勤・在学の中学生以上。消費活動や経済循環を促進させるとともに、行政ポイントの活用やアプリを通じた情報配信などによって地域住民・事業者間の「つながり」の推進を目指す。いたばしPayの利用は専用アプリ「いたばしPay」のダウンロードと事前申し込みが必要で、申込期間は10月3日～20日。事前申し込みの上、抽選に当選した人のみ、10月25日～11月6日の期間にセブン銀行ATMまたは専用チャージ機でチャージ可能となる。

　販売金額は1セット1万円×10セット（1万円のチャージで1万3000円分利用可能）。有効期限は通常チャージ分が2023年12月末、プレミアム分は23年2月12日。