無印良品のレトルトカレーといえば、ファンが多い定番商品のひとつ。種類が多く、お気に入りのカレーを見つけるのも至難の業だ。そこでチェックしたいのが、今年の秋冬の新商品として登場した「素材を生かしたカレー」シリーズ3種。
筆者はカレーが好きすぎてインドを訪れたことがあるくらいカレーが好きだが、辛いカレーは苦手だ。辛さを選べる場合でも、常に辛さは「普通」。そんな筆者でも問題なく食べられるのかどうかを実際に食べた感想とともに紹介しよう。
2022年8月31日発売の「素材を生かしたカレー」シリーズ(左から、素材を生かした チキンティッカマサラ、
素材を生かした ほたてと海老のビスクカレー、素材を生かした ハンバーグのデミグラスソースカレー)
「チキンティッカマサラ」は、イギリス発祥のインドカレーをお手本にしたカレーで、イギリスでは国民食と言われるほど親しまれている。辛さは5段階中の2辛となっており、「甘い」と「辛い」の中間となっている。
蒸し鶏、クリーム、炒め玉ねぎ、トマトピューレー、発酵乳、バター、小麦粉、トマトペースト、香辛料、なたね油、砂糖、おろししょうが、チキンエキス、にんにく、乾燥炒め玉ねぎ、食塩、食物繊維、レモン濃縮果汁、酵母エキスを使用
一見するとバターチキンカレーのように見えるが、食べてみるとバターチキンカレーをさらにクリーミーにしたような雰囲気がある。炒めた玉ねぎの香ばしさやヨーグルトの酸味、クミンの風味を意識して作られており、2辛といってもほとんど辛いと感じなかった。
今回はごはんと一緒に食べたが、ナンとの相性も良さそう。
チキンがごろんと入っていて、万人受けすること間違いなし!
スパイスがしっかり効いたカレーが好きなので、個人的には可もなく不可もなくといった印象ではあるが、バターチキンカレーが好きな人や、スパイスが効いたカレーが苦手な人には好まれるに違いない。筆者の家族がまさにそういうタイプなので、3種類のカレーのなかでもチキンティッカマサラが最も口にあったそうだ。
玉ねぎ、ほたて貝、トマト・ジュースづけ、ゆでえび、大豆油、ソテードオニオン、アメリケーヌソース、トマトペースト、クリーム、ぶどう糖果糖液糖、香辛料、ガーリック、チキンエキス、ローストカシューナッツペースト、しょうが、食塩、バター、酵母エキスを使用
「アメリケーヌソース」とは、フランス料理のソースの一種で、海老の殻を使用する。そのため、甲殻類特有の甘みやコクがあり、カレーにもしっかり海老の旨味が感じられた。海老だけでなく、ほたての風味もあり、とにかく濃厚なシーフードカレーといった趣き。白米もいいが、サフランライスに合わせたほうがさらにレストランっぽさが出るだろう。
1辛なので辛さはほとんど感じず、シーフードの旨みを思う存分楽しめる
ハンバーグ(牛肉、豚肉、鶏肉)、チーズフード、玉ねぎ、つなぎ、ソテードオニオン、野菜ソテー、牛脂、砂糖、小麦粉、肉エキス調味料、ビーフエキス、カレー粉、ミルポワペースト、チキンエキス、マンゴチャツネ、ローストオニオンペースト、全粉乳、赤ワイン、りんごペースト、香辛料、食塩、ガーリック、しょうが、酵母エキスを使用
デミグラスソースがベースとなっており、赤ワインやマンゴチャツネで味に深みを出すなど、そのこだわりはピカイチ。家ではなかなか作れないので、レトルトならではの本格的な味わいだ。
デミグラスソースがベースなので、カレー自体は甘みが強い。
ハンバーグに目玉焼きを載せるとさらに豪華になる
ハンバーグの中にはチーズソースが入っており、この手のレトルトカレーにありがちな“レトルト感”はかなり薄いように思えた。
ハンバーグ自体もジューシーな仕上がりで贅沢感が楽しめる
今回、試食しながらカレーの原材料を見ると、かなりさまざまな食材が使われていることに改めて驚かされた。「玉ねぎ」ひとつを挙げても、ローストやペーストなど多彩な調理法が用いられている。食欲の秋を無印良品のカレーとともに楽しもう。(フリーライター・今西絢美)
筆者はカレーが好きすぎてインドを訪れたことがあるくらいカレーが好きだが、辛いカレーは苦手だ。辛さを選べる場合でも、常に辛さは「普通」。そんな筆者でも問題なく食べられるのかどうかを実際に食べた感想とともに紹介しよう。

素材を生かした ほたてと海老のビスクカレー、素材を生かした ハンバーグのデミグラスソースカレー)
「チキンティッカマサラ」はバターチキンカレー好きにおすすめ
今回の新商品の辛さはすべて2辛以下。価格は、「素材を生かした チキンティッカマサラ」は350円、「素材を生かした ほたてと海老のビスクカレー」と「素材を生かした ハンバーグのデミグラスソースカレー」は490円。いずれもソースにこだわった本格的な仕上がりとなっている。「チキンティッカマサラ」は、イギリス発祥のインドカレーをお手本にしたカレーで、イギリスでは国民食と言われるほど親しまれている。辛さは5段階中の2辛となっており、「甘い」と「辛い」の中間となっている。

一見するとバターチキンカレーのように見えるが、食べてみるとバターチキンカレーをさらにクリーミーにしたような雰囲気がある。炒めた玉ねぎの香ばしさやヨーグルトの酸味、クミンの風味を意識して作られており、2辛といってもほとんど辛いと感じなかった。

チキンがごろんと入っていて、万人受けすること間違いなし!
スパイスがしっかり効いたカレーが好きなので、個人的には可もなく不可もなくといった印象ではあるが、バターチキンカレーが好きな人や、スパイスが効いたカレーが苦手な人には好まれるに違いない。筆者の家族がまさにそういうタイプなので、3種類のカレーのなかでもチキンティッカマサラが最も口にあったそうだ。
シーフード感満載の「ほたてと海老のビスクカレー」
筆者が一番好きだったのが、「素材を生かしたほたてと海老のビスクカレー」だ。その名の通り、ほたてと海老の旨味を生かしたシーフードカレーで、生クリームやカシューナッツのペーストを加え、コクのあるアメリケーヌソースと合わせている。辛さは1辛。
「アメリケーヌソース」とは、フランス料理のソースの一種で、海老の殻を使用する。そのため、甲殻類特有の甘みやコクがあり、カレーにもしっかり海老の旨味が感じられた。海老だけでなく、ほたての風味もあり、とにかく濃厚なシーフードカレーといった趣き。白米もいいが、サフランライスに合わせたほうがさらにレストランっぽさが出るだろう。

ボリューム重視なら「ハンバーグのデミグラスソースカレー」
無印良品のカレーといえば、カレーソースがメインのイメージがあるが、「素材を生かした ハンバーグのデミグラスソースカレー」はハンバーグが1個丸ごと入っている。しかも辛さは2辛なので、大人から子どもまで楽しめる。
デミグラスソースがベースとなっており、赤ワインやマンゴチャツネで味に深みを出すなど、そのこだわりはピカイチ。家ではなかなか作れないので、レトルトならではの本格的な味わいだ。

ハンバーグに目玉焼きを載せるとさらに豪華になる
ハンバーグの中にはチーズソースが入っており、この手のレトルトカレーにありがちな“レトルト感”はかなり薄いように思えた。

今回、試食しながらカレーの原材料を見ると、かなりさまざまな食材が使われていることに改めて驚かされた。「玉ねぎ」ひとつを挙げても、ローストやペーストなど多彩な調理法が用いられている。食欲の秋を無印良品のカレーとともに楽しもう。(フリーライター・今西絢美)