無印良品のレトルトカレーといえば、ファンが多い定番商品のひとつ。種類が多く、お気に入りのカレーを見つけるのも至難の業だ。そこでチェックしたいのが、今年の秋冬の新商品として登場した「素材を生かしたカレー」シリーズ3種。
筆者はカレーが好きすぎてインドを訪れたことがあるくらいカレーが好きだが、辛いカレーは苦手だ。辛さを選べる場合でも、常に辛さは「普通」。そんな筆者でも問題なく食べられるのかどうかを実際に食べた感想とともに紹介しよう。
「チキンティッカマサラ」は、イギリス発祥のインドカレーをお手本にしたカレーで、イギリスでは国民食と言われるほど親しまれている。辛さは5段階中の2辛となっており、「甘い」と「辛い」の中間となっている。
一見するとバターチキンカレーのように見えるが、食べてみるとバターチキンカレーをさらにクリーミーにしたような雰囲気がある。炒めた玉ねぎの香ばしさやヨーグルトの酸味、クミンの風味を意識して作られており、2辛といってもほとんど辛いと感じなかった。
スパイスがしっかり効いたカレーが好きなので、個人的には可もなく不可もなくといった印象ではあるが、バターチキンカレーが好きな人や、スパイスが効いたカレーが苦手な人には好まれるに違いない。筆者の家族がまさにそういうタイプなので、3種類のカレーのなかでもチキンティッカマサラが最も口にあったそうだ。
「アメリケーヌソース」とは、フランス料理のソースの一種で、海老の殻を使用する。そのため、甲殻類特有の甘みやコクがあり、カレーにもしっかり海老の旨味が感じられた。海老だけでなく、ほたての風味もあり、とにかく濃厚なシーフードカレーといった趣き。白米もいいが、サフランライスに合わせたほうがさらにレストランっぽさが出るだろう。
デミグラスソースがベースとなっており、赤ワインやマンゴチャツネで味に深みを出すなど、そのこだわりはピカイチ。家ではなかなか作れないので、レトルトならではの本格的な味わいだ。
ハンバーグの中にはチーズソースが入っており、この手のレトルトカレーにありがちな“レトルト感”はかなり薄いように思えた。
今回、試食しながらカレーの原材料を見ると、かなりさまざまな食材が使われていることに改めて驚かされた。「玉ねぎ」ひとつを挙げても、ローストやペーストなど多彩な調理法が用いられている。食欲の秋を無印良品のカレーとともに楽しもう。(フリーライター・今西絢美)
筆者はカレーが好きすぎてインドを訪れたことがあるくらいカレーが好きだが、辛いカレーは苦手だ。辛さを選べる場合でも、常に辛さは「普通」。そんな筆者でも問題なく食べられるのかどうかを実際に食べた感想とともに紹介しよう。
「チキンティッカマサラ」はバターチキンカレー好きにおすすめ
今回の新商品の辛さはすべて2辛以下。価格は、「素材を生かした チキンティッカマサラ」は350円、「素材を生かした ほたてと海老のビスクカレー」と「素材を生かした ハンバーグのデミグラスソースカレー」は490円。いずれもソースにこだわった本格的な仕上がりとなっている。「チキンティッカマサラ」は、イギリス発祥のインドカレーをお手本にしたカレーで、イギリスでは国民食と言われるほど親しまれている。辛さは5段階中の2辛となっており、「甘い」と「辛い」の中間となっている。
一見するとバターチキンカレーのように見えるが、食べてみるとバターチキンカレーをさらにクリーミーにしたような雰囲気がある。炒めた玉ねぎの香ばしさやヨーグルトの酸味、クミンの風味を意識して作られており、2辛といってもほとんど辛いと感じなかった。
スパイスがしっかり効いたカレーが好きなので、個人的には可もなく不可もなくといった印象ではあるが、バターチキンカレーが好きな人や、スパイスが効いたカレーが苦手な人には好まれるに違いない。筆者の家族がまさにそういうタイプなので、3種類のカレーのなかでもチキンティッカマサラが最も口にあったそうだ。
シーフード感満載の「ほたてと海老のビスクカレー」
筆者が一番好きだったのが、「素材を生かしたほたてと海老のビスクカレー」だ。その名の通り、ほたてと海老の旨味を生かしたシーフードカレーで、生クリームやカシューナッツのペーストを加え、コクのあるアメリケーヌソースと合わせている。辛さは1辛。「アメリケーヌソース」とは、フランス料理のソースの一種で、海老の殻を使用する。そのため、甲殻類特有の甘みやコクがあり、カレーにもしっかり海老の旨味が感じられた。海老だけでなく、ほたての風味もあり、とにかく濃厚なシーフードカレーといった趣き。白米もいいが、サフランライスに合わせたほうがさらにレストランっぽさが出るだろう。
ボリューム重視なら「ハンバーグのデミグラスソースカレー」
無印良品のカレーといえば、カレーソースがメインのイメージがあるが、「素材を生かした ハンバーグのデミグラスソースカレー」はハンバーグが1個丸ごと入っている。しかも辛さは2辛なので、大人から子どもまで楽しめる。デミグラスソースがベースとなっており、赤ワインやマンゴチャツネで味に深みを出すなど、そのこだわりはピカイチ。家ではなかなか作れないので、レトルトならではの本格的な味わいだ。
ハンバーグの中にはチーズソースが入っており、この手のレトルトカレーにありがちな“レトルト感”はかなり薄いように思えた。
今回、試食しながらカレーの原材料を見ると、かなりさまざまな食材が使われていることに改めて驚かされた。「玉ねぎ」ひとつを挙げても、ローストやペーストなど多彩な調理法が用いられている。食欲の秋を無印良品のカレーとともに楽しもう。(フリーライター・今西絢美)