インテルがゲーム領域での関連ビジネス拡大にますます本腰を入れている。ゲームソフトメーカーをはじめ、以前から付き合いの深いPCメーカーとのパートナーシップも一層強めている。その理由は、ゲーム業界のさらなる発展。ゲーム専用機だけなく、PCでも十分に楽しめることを認知させ、ゲーム需要の拡大を図ろうとしているのだ。ゲームが遊べる選択肢を増やすことで、市場の裾野を広げることも狙いとしている。
インテルがゲーム領域に力を入れていることが垣間見えたのは、9月15~18日にかけて開催されたゲームの祭典「東京ゲームショウ2022」だ。東京ゲームショウは3年ぶりのリアル開催とあって活況を呈していたが、その中でインテルはブースを出展。しかも前回、リアルで開催された2019年と比べて数倍規模の大きさでブースを構えたのだ。インテルの安生健一朗・第二技術本部部長工学博士は、「22社の協力を得て大々的に出展できた」とかみ締めている。
また、インテルが多くのベンダーとパートナーシップをさらに深めようとしている姿もうかがえた。鈴木国正社長自らがパートナー企業のブースを回り、各企業のキーマンとゲーム業界の今後などを語り合った。
さらに、インテルのブースにはカプコンの辻本春弘社長が登壇し、インテルの鈴木社長と対談。カプコンの辻本社長は「PCをメインのプラットフォームとして取り組む方針も立ている。今は日本でゲーム専用機が主流かもしれないが、世界を見るとPCの成長が特にアジア圏などで目まぐるしい。日本でも、PCでゲームを楽しむことも当たり前になっていくだろう」とアピール。
インテルの鈴木社長は「ゲーム業界の足元は、コロナ禍によってプラスに動いているのが事実。PCは、さまざまなユーザーがゲームを楽しめるよう、上から下までラインアップがそろっている。例えば、(スマホで遊ぶことがメインの)若年層などにも使ってもらうよう、パートナーの方々の一緒に取り組んでいきたい」との考えを示した。
では実際、ブースでは何が展示されていたのか。まず注目を集めたのは、単体のICチップとして実装されたdGPU(ディスクリートGPU)の「インテル Arc」を展示したコーナーだ。デスクトップPC向けでは、現段階で「インテル Arc A380」を搭載したビデオカードが正式発表となっているが、上位モデルの「インテル Arc A750」を搭載したビデオカードも参考として展示。加えて、インテル Arc搭載のノートPCも展示されていた。
パートナー企業のコーナーも設置。特に、PCメーカーが製品・サービスを披露しているのが目立った。
第12世代インテルCoreプロセッサーは、多くのゲームで高い性能を実現できるといわれている。しかも、多くのPCに搭載されていることからも、さまざまなユーザーがPCを使ってゲームが楽しめるということだ。
リモートワークでノートPCが活躍しているほか、自宅で過ごすプライベートの時間が増えるなど、今後、PCの活用する機会がますます増える環境になるだろう。そんな中、業務で使うPCへのCPU搭載率が高いインテルがゲーム市場でも裾野を広げるということは、ゲームとPCのどちらの業界にもメリットにある取り組みだといえそうだ。
インテルがゲーム領域に力を入れていることが垣間見えたのは、9月15~18日にかけて開催されたゲームの祭典「東京ゲームショウ2022」だ。東京ゲームショウは3年ぶりのリアル開催とあって活況を呈していたが、その中でインテルはブースを出展。しかも前回、リアルで開催された2019年と比べて数倍規模の大きさでブースを構えたのだ。インテルの安生健一朗・第二技術本部部長工学博士は、「22社の協力を得て大々的に出展できた」とかみ締めている。
また、インテルが多くのベンダーとパートナーシップをさらに深めようとしている姿もうかがえた。鈴木国正社長自らがパートナー企業のブースを回り、各企業のキーマンとゲーム業界の今後などを語り合った。
さらに、インテルのブースにはカプコンの辻本春弘社長が登壇し、インテルの鈴木社長と対談。カプコンの辻本社長は「PCをメインのプラットフォームとして取り組む方針も立ている。今は日本でゲーム専用機が主流かもしれないが、世界を見るとPCの成長が特にアジア圏などで目まぐるしい。日本でも、PCでゲームを楽しむことも当たり前になっていくだろう」とアピール。
インテルの鈴木社長は「ゲーム業界の足元は、コロナ禍によってプラスに動いているのが事実。PCは、さまざまなユーザーがゲームを楽しめるよう、上から下までラインアップがそろっている。例えば、(スマホで遊ぶことがメインの)若年層などにも使ってもらうよう、パートナーの方々の一緒に取り組んでいきたい」との考えを示した。
では実際、ブースでは何が展示されていたのか。まず注目を集めたのは、単体のICチップとして実装されたdGPU(ディスクリートGPU)の「インテル Arc」を展示したコーナーだ。デスクトップPC向けでは、現段階で「インテル Arc A380」を搭載したビデオカードが正式発表となっているが、上位モデルの「インテル Arc A750」を搭載したビデオカードも参考として展示。加えて、インテル Arc搭載のノートPCも展示されていた。
パートナー企業のコーナーも設置。特に、PCメーカーが製品・サービスを披露しているのが目立った。
第12世代インテルCoreプロセッサーは、多くのゲームで高い性能を実現できるといわれている。しかも、多くのPCに搭載されていることからも、さまざまなユーザーがPCを使ってゲームが楽しめるということだ。
リモートワークでノートPCが活躍しているほか、自宅で過ごすプライベートの時間が増えるなど、今後、PCの活用する機会がますます増える環境になるだろう。そんな中、業務で使うPCへのCPU搭載率が高いインテルがゲーム市場でも裾野を広げるということは、ゲームとPCのどちらの業界にもメリットにある取り組みだといえそうだ。