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freee、大崎の新オフィスに社員自ら考えた「駄菓子屋がある会議室」や「キッチン付き会議室」

経営戦略

2022/09/21 16:30

 freeeは9月20日に、大崎の新オフィスを公開した。同社は、8月22日にオフィスを五反田から大崎へと移転している。

freeeの新オフィス外観

 freeeは、2020年3月から新型コロナウイルス感染症の感染防止を目的に全社一斉リモートワークを行い、社内の会議や全社集会、取引先との商談やセミナーをオンライン中心に開催してきた。新型コロナ禍においても従業員数は約2倍に拡大し、同社のサービス利用者も約2倍に急成長している。

 今回のオフィス移転は、急拡大する組織を活性化し続け、さらに事業を成長させていくためには、従業員が同じ場所に集まってコミュニケーションを取れる広さを確保し、偶発的な出会いや話題を生む仕掛けが必要との判断から決断された。

 新オフィス移転が決定した後に、社内SNSを活用して社員から新オフィスに置いてほしい設備やワクワクする会議室のアイデアを募ったところ、216件の応募があり、それらを受けて新オフィスには駄菓子が食べられる会議室、本格的なオーブンや食洗器などが揃ったキッチン付き会議室、テントやハンモックのあるキャンプスペースなど、オフィスとは思えない会議室・執務スペースが設けられている。
社員からのアイデアをもとに設けられた会議室・執務スペースの一部

 業務に集中可能な設備にもこだわっており、新型コロナ禍に入社した社員が全体の50%を超えたことから、旧オフィスでは会議室の予約が取りにくい、自席の不足といった課題を抱えていたが、新オフィスではオンライン商談や1on1がしやすいようにフォンブースを設置するとともに、フリースペースを増設した。さらに、空席状況がリアルタイムでわかるセンサも搭載しているので、各フロアの空席状況をすぐに把握できる。
新オフィスはオンライン商談や1on1がしやすいフォンブースを設置するなど、業務に集中できる設備も充実