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車体広告で農家を支援、フードロス削減にもつながる「CheerADプロジェクト」

販売戦略

2022/08/23 10:00

 Evolutionは8月22日に、同社が運営するキッチンカー「eat for」において、車体広告を農家支援金とする「CheerAD(チアード)プロジェクト」を開始した。

「CheerADプロジェクト」の概要

 「eat for」は、2019年の「令和元年東日本台風」による農業被害を受けて、2020年2月にオープンした“食べることが、社会貢献に。”をテーマにしたキッチンカー。オープン以来、麹町・下北沢・渋谷・恵比寿といった東京のオフィス街を中心に、フードレスキューしたオーガニックや減農薬の農産物を使う一方で化学調味料などを使用しない、ナチュラルな食事を提供している。
「eat for」の営業イメージ

 今回開始された「CheerADプロジェクト」は、キッチンカーの車体に企業・団体の社名やロゴシールといった広告を掲載し、その掲載料金をフードロス削減につながる農産物の購入費用や、農家におけるの農機具の修理および新たな設備投資にかかる費用の支援に充てる仕組みで、同プロジェクトを通じてSDGsの推進を目指す。

 ロゴシール作製にかかる費用は広告料金から支払い、ロゴシール制作費を除いた金額の約10%にあたる金額分の食券を、広告主である企業・団体に渡す仕組みをとる。残るすべての金額がフードロス削減につながる農産物の購入費用などに充当される。
広告掲載料のうち、ロゴシール制作費や広告主に渡される食券代を除いた全額が農家の支援に用いられる

 同プロジェクトに賛同する企業・団体に所属する人は、食券を利用することでフードロス削減に参加する体験ができ、“食べる”という日常の小さな選択が社会を変えていくという、SDGsへの理解が深まる機会の創出にもつながる。

 ほかにも、「eat for」はSNSにおいてフードロス削減の取り組みなどを紹介しており、広告掲載による社会課題の解決に取り組む企業・団体のPRへの活用も可能となっている。