すでに2年以上も自由に旅行に行きづらい状況となっている今、せめて食事だけでもいろんな地方を感じたい、とスタートしたこの企画。第4回目となる今回は、宮城県をフィーチャー。都合により2つしか手に入らなかったが、それぞれのインスタントラーメンの魅力を余すところなくお伝えしよう!
第1回・北海道
第2回・青森県
第3回・岩手県
封を開けると、ちょいちぢれ麺と液体調味料の小袋が登場。ほうほう、茹でた麺とお湯で溶かしたスープを器でドッキングさせるタイプのやつね。というわけで麺を茹でながら、器に液体調味料を入れると、おそらく牛タンだろう、茶色い肉片が思ったより入っている。こちらにお湯と茹で上がった麺を入れたら完成。
まずスープからゴクリといただきましょう。ほほー! 結構あっさりだけど、動物性の香りもしっかり感じられて、ふくよかな味わい。なかなか! お次は麺をズババっと食べると、うんうん、ちぢれ麺にスープもしっかり絡んでいい感じ。でもおーい、伊達の旨塩とやらはどいつだい? そもそも醤油ラーメンだから、わっかんないよ!あと、牛タンどこ! ひき肉状になっているから、これもタンなのかなんなのか。せっかく入れたんだから、なんとか食感だけは残してほしかった! ということで総評はこちら。
ご当地感 ★★★☆☆
麺の個性 ★★☆☆☆
汁の個性 ★★★☆☆
お土産度 ★★★☆☆
パッケージとスープの第一印象とは裏腹に、なんだか伸び悩んでしまった。いや、全体的なクオリティーっていうか、まとまりはいい感じですけどね。なんせ仙台で牛タンを謳っているわけですから、そこをもうちょいアピって欲しかったす。
早速そのスープをズズズっと啜ってみると……Oh!シッカリ魚介デスネーめちゃ好みデスヨー! パッケージには豚骨ベースと書かれてあるけど、スープの色は半透明の茶色だし、豚骨の味は感じない。むしろ鰹や煮干しの風味がガッツンガッツンやってくる。お次は、麺をスバババっといただくと……はい、麺は普通ですね! もちろんいい意味で!
いくら食べても飽きがこないのは、もしかすると豚骨が煮干し感をマイルドにしているから? 煮干しラーメンも、やりすぎると半分くらいで飽きちゃいますから。でもこちらはいつまでも新鮮に美味しく、瞬殺で完食。血圧を気にしながらも、最後の一滴までいただいた。しかし総評は……。
ご当地感 ★★★☆☆
麺の個性 ★★☆☆☆
汁の個性 ★★★★☆
お土産度 ★★★☆☆
地元の名店の難しさがここで出てしまった。この店に行ったことがある人にとっては、スペシャルなご当地感があり、お土産としても完璧。涙を流す人もいるかもしれない。しかし行ったことのない人にとっては、日本のどこかにある美味しい店、という状態。よほどの個性がないとご当地感が高まらず、結果お土産度も伸び悩んでしまう。本当に美味しかったんだけどねー。我ながら残念す。
というわけで、なんだか渋い結果となってしまった今回の宮城編。気を取り直して、次回の秋田編もお楽しみに! (エフェクト・山葉のぶゆき)
第1回・北海道
https://www.bcnretail.com/market/detail/20220501_275395.html
第2回・青森県
https://www.bcnretail.com/market/detail/20220529_281055.html
第3回・岩手県
https://www.bcnretail.com/market/detail/20220624_285247.html
「東北美味 牛タンらーめん」
宮城といば仙台、仙台といえば牛タン! ということで、まずは「牛タンらーめん」から。パッケージもなかなか派手で、金の文字とおそらく伊達政宗のシルエットが輝いている。裏面には「伊達の旨塩と牛タンを使った濃厚醤油スープ」と記されており、なかなかそそられる。封を開けると、ちょいちぢれ麺と液体調味料の小袋が登場。ほうほう、茹でた麺とお湯で溶かしたスープを器でドッキングさせるタイプのやつね。というわけで麺を茹でながら、器に液体調味料を入れると、おそらく牛タンだろう、茶色い肉片が思ったより入っている。こちらにお湯と茹で上がった麺を入れたら完成。
まずスープからゴクリといただきましょう。ほほー! 結構あっさりだけど、動物性の香りもしっかり感じられて、ふくよかな味わい。なかなか! お次は麺をズババっと食べると、うんうん、ちぢれ麺にスープもしっかり絡んでいい感じ。でもおーい、伊達の旨塩とやらはどいつだい? そもそも醤油ラーメンだから、わっかんないよ!あと、牛タンどこ! ひき肉状になっているから、これもタンなのかなんなのか。せっかく入れたんだから、なんとか食感だけは残してほしかった! ということで総評はこちら。
ご当地感 ★★★☆☆
麺の個性 ★★☆☆☆
汁の個性 ★★★☆☆
お土産度 ★★★☆☆
パッケージとスープの第一印象とは裏腹に、なんだか伸び悩んでしまった。いや、全体的なクオリティーっていうか、まとまりはいい感じですけどね。なんせ仙台で牛タンを謳っているわけですから、そこをもうちょいアピって欲しかったす。
「名店の一杯シリーズ 仙台長町ラーメン」
袋を開けると、ストレートの中細麺と液体スープの入った小袋が登場。ほー、こちらは茹で終えて火を止めた鍋にスープを直接ぶち込むタイプね。このタイプだと、茹で汁をザルで切る必要もないし、洗い物も少ないからとっても楽ちん。どうして2タイプに分かれているのか誰か教えてー。とかぶつぶつ言ってる間に出来ちゃいました、長町ラーメン。スープからは魚介の香りがフワリ。早速そのスープをズズズっと啜ってみると……Oh!シッカリ魚介デスネーめちゃ好みデスヨー! パッケージには豚骨ベースと書かれてあるけど、スープの色は半透明の茶色だし、豚骨の味は感じない。むしろ鰹や煮干しの風味がガッツンガッツンやってくる。お次は、麺をスバババっといただくと……はい、麺は普通ですね! もちろんいい意味で!
いくら食べても飽きがこないのは、もしかすると豚骨が煮干し感をマイルドにしているから? 煮干しラーメンも、やりすぎると半分くらいで飽きちゃいますから。でもこちらはいつまでも新鮮に美味しく、瞬殺で完食。血圧を気にしながらも、最後の一滴までいただいた。しかし総評は……。
ご当地感 ★★★☆☆
麺の個性 ★★☆☆☆
汁の個性 ★★★★☆
お土産度 ★★★☆☆
地元の名店の難しさがここで出てしまった。この店に行ったことがある人にとっては、スペシャルなご当地感があり、お土産としても完璧。涙を流す人もいるかもしれない。しかし行ったことのない人にとっては、日本のどこかにある美味しい店、という状態。よほどの個性がないとご当地感が高まらず、結果お土産度も伸び悩んでしまう。本当に美味しかったんだけどねー。我ながら残念す。
というわけで、なんだか渋い結果となってしまった今回の宮城編。気を取り直して、次回の秋田編もお楽しみに! (エフェクト・山葉のぶゆき)