2022年上半期、Micron Technologyが内蔵SSDで1位獲得! 「Crucial MX500」500GB・1TBが売れる
BCNは7月11日、家電量販店・オンラインショップの実売データを集計した「BCNランキング」をもとに、2022年上半期(1月~6月)のカテゴリごとに最も販売数が多かった「上半期No.1メーカー」を発表した。記憶装置の「SSD内蔵」(内蔵SSD)では、前年2位だったMicron Technology(マイクロン)が1位に躍り出た。
22年1月~6月、マイクロンは、内蔵SSDのメーカー別販売台数1位を獲得。シェアは27.3%に達し、21年の年間シェア23.9%から大きく躍進した。主力の「Crucial(クルーシャル)」ブランド製品は、かねてから、大手マザーボードメーカーと密接に連携し、高機能で信頼性の高い製品を市場に送り出しているブランドとして定評がある。No.1獲得の要因は、安定の信頼感とコストパフォーマンスの良さだろう。
SSDは「ソリッドステートドライブ」の略で、かつてはHDDの置き換えとして、主にOSの起動ディスク用に利用されていたが、大容量化に伴い、今はデータ保存用ストレージとしても利用されている。選ぶパーツ次第でコスト削減が可能な自作PCにおいても、HDDに比べ、高速・軽量・堅牢性に優れたSSDを選ぶユーザーが増えたのだ。
M.2(エムドットツー)の場合、カードのような形状の基板を端子に差し込むだけで装着が可能だ。こうしたボードタイプが内蔵SSD全体に占める販売数量構成比は、ここ2年ほどで上昇し、今年3月には過去最高の39.4%を記録した。
M.2 SSDは、いまだ品薄が続く次世代ゲーム機「PS5」の拡張アクセサリとしても注目を集めている。PS5は、21年9月のソフトウェアアップデートでM.2 NVMe SSDに正式に対応し、M.2 NVMe SSDを使ってPS5用・PlayStation 4用ゲームやメディアアプリをダウンロード、コピー、起動できるからだ。これにより、PS5の空き容量を増やすことが可能で、PS5の本体ストレージ、接続されたUSB拡張ストレージデバイス、追加されたM.2 NVMe SSDストレージの間で、ゲームを自由に移動することができる。
従来型のSerial ATA(SATA接続)のSSDに対し、M.2 SSDのNVMeタイプ(PCI-Express接続)は、最高6600MB/秒といった超高速データ転送が可能のため、価格は高い。M.2 SSDの引き合いが高まると、ハイエンドモデルに強いメーカーのシェアが伸びる可能性が高く、クルーシャルとしても、今後はNVMe採用M.2 SSDに注力するそうだ。
ちなみに、22年上半期に一番売れた内蔵SSDは、マイクロンの「Crucial」ブランドでSATA接続の「Crucial MX500 SSD 500GB」だった。2位には、同シリーズの1TBモデルがつけ、500GBと1TBのCrucialシリーズ2機種だけでシェア18.8%を占めた。どちらも、自社製3D NANDを搭載した5年保証の高信頼モデルで、7mmの厚さを9.5mmに変換する変換アダプター「9.5mmアダプター」が付属する。
Crucial MX500 SSD 500GBは、Amazonの年に1回のプライム会員向け大規模セール「Amazonプライムデー」でも、圧倒的コスパで引き続き支持を集めた。さらにエントリータイプのM.2 NVMe SSDであるP2 1TBも注目を集めた製品であった。引き続きマイクロンのコンシューマブランドであるクルーシャル製品の活躍に注目したいと考えている。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
Amazon.co.jpで人気のCrucialシリーズ
22年1月~6月、マイクロンは、内蔵SSDのメーカー別販売台数1位を獲得。シェアは27.3%に達し、21年の年間シェア23.9%から大きく躍進した。主力の「Crucial(クルーシャル)」ブランド製品は、かねてから、大手マザーボードメーカーと密接に連携し、高機能で信頼性の高い製品を市場に送り出しているブランドとして定評がある。No.1獲得の要因は、安定の信頼感とコストパフォーマンスの良さだろう。
SSDは「ソリッドステートドライブ」の略で、かつてはHDDの置き換えとして、主にOSの起動ディスク用に利用されていたが、大容量化に伴い、今はデータ保存用ストレージとしても利用されている。選ぶパーツ次第でコスト削減が可能な自作PCにおいても、HDDに比べ、高速・軽量・堅牢性に優れたSSDを選ぶユーザーが増えたのだ。
M.2(エムドットツー)の場合、カードのような形状の基板を端子に差し込むだけで装着が可能だ。こうしたボードタイプが内蔵SSD全体に占める販売数量構成比は、ここ2年ほどで上昇し、今年3月には過去最高の39.4%を記録した。
M.2 SSDは、いまだ品薄が続く次世代ゲーム機「PS5」の拡張アクセサリとしても注目を集めている。PS5は、21年9月のソフトウェアアップデートでM.2 NVMe SSDに正式に対応し、M.2 NVMe SSDを使ってPS5用・PlayStation 4用ゲームやメディアアプリをダウンロード、コピー、起動できるからだ。これにより、PS5の空き容量を増やすことが可能で、PS5の本体ストレージ、接続されたUSB拡張ストレージデバイス、追加されたM.2 NVMe SSDストレージの間で、ゲームを自由に移動することができる。
従来型のSerial ATA(SATA接続)のSSDに対し、M.2 SSDのNVMeタイプ(PCI-Express接続)は、最高6600MB/秒といった超高速データ転送が可能のため、価格は高い。M.2 SSDの引き合いが高まると、ハイエンドモデルに強いメーカーのシェアが伸びる可能性が高く、クルーシャルとしても、今後はNVMe採用M.2 SSDに注力するそうだ。
ちなみに、22年上半期に一番売れた内蔵SSDは、マイクロンの「Crucial」ブランドでSATA接続の「Crucial MX500 SSD 500GB」だった。2位には、同シリーズの1TBモデルがつけ、500GBと1TBのCrucialシリーズ2機種だけでシェア18.8%を占めた。どちらも、自社製3D NANDを搭載した5年保証の高信頼モデルで、7mmの厚さを9.5mmに変換する変換アダプター「9.5mmアダプター」が付属する。
Crucial MX500 SSD 500GBは、Amazonの年に1回のプライム会員向け大規模セール「Amazonプライムデー」でも、圧倒的コスパで引き続き支持を集めた。さらにエントリータイプのM.2 NVMe SSDであるP2 1TBも注目を集めた製品であった。引き続きマイクロンのコンシューマブランドであるクルーシャル製品の活躍に注目したいと考えている。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。